目次
第1章 外国人になった日本人の話(ことの始まり;英語人生で最大の幸運に恵まれる;真実を知る ほか)
第2章 和式英語と再会(帰国;眉唾の学習法;三回受けた英会話学校の採用試験 ほか)
第3章 これが和式英語だ!(和式英語は12歳の英語;和式英語は内容がない;和式英語は発言の意図がわからない ほか)
著者等紹介
片野拓夫[カタノタクオ]
大手英会話学校で二〇年間教えた後、「英語のかけ込み寺」を開校し英語の指導にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒロセ
3
これは単なる英語学習本にあらず。前半は著者が英語が喋られる事によって海外でいかに成功できたかを述べており(たまにイラッとするかも:苦笑)、後半は和製英語の弊害をこれでもか!というくらい実例を挙げて説明しています。(多少くどい)著者は英会話学校を全否定しており、英会話学校に最近通い始めた身としては、耳に痛い内容ではありましたが、まぁ、この本に出合えたこと自体には感謝します。結局著者が言いたい事は日本の教育は、「日本人」を作っていて「個人」を作っていない。英語は自立的な思考・思想の上に成り立つということ。良書2012/05/31
N
0
タイトルから想像したのとは大違いの真面目な本だった。紋切り型の日本人を作り出す現代の教育を徹底的に批判する本。教養のある英語、ユーモアと英語的な思考を理解するための良書。ち教科書英語を、英語的な思考方法で論理的に批判していくのは役に立つ。言ってることはわかるし、面白い経験をされた方だと思うのだけれど、こんなに攻撃的でなければよいのになぁと思う。2017/06/16