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ロング・グッドバイ―浅川マキの世界

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  • サイズ A5判/ページ数 303p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784861916984
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

2010年1月17日に急逝した、日本におけるワン&オンリーの歌手「浅川マキ」、その独自の世界を、著者自身の原稿、対談、関係者等のインタビュー、写真、年譜、ディスコグラフィーで構成した、その軌跡の全貌を伝える、最初にして最後のオフィシャル決定版、初回完全限定で、遂に発売!デビュー当時から写真を撮り続けている、田村仁の貴重な写真を多数収録!

灯ともし頃(未発表写真) 写真・田村 仁

第一章 あの娘がくれたブルース 浅川マキ

第二章 今夜ほど淋しい夜はない 浅川マキ
 追悼・浅川マキ
  反世界の表現者を全う 加藤登紀子
  ちょうど一冊の本のような完全犯罪 五所純子

第三章 一冊の本のような(浅川マキが書く人物論)
 ビリー・ホリディのこと
 Who's Knocking on My Door(寺山修司のこと)
 野坂さんの唄のなかから
 南里さんのブルー・ノートは南里さんの裡に
 筒井さんのこと
 あの男がピアノを弾いた(阿部薫のこと)

第四章 新しいと言われ、古いと言われ(対談集)
 たとえ五人の聴衆のためでも 五木寛之との対談
 黒いブルース・フィーリング 河野典生との対談
 バンド編成をめぐるむずかしめの話 奥成逹との対談
 『幻の男たち』について 柄谷行人との対談
 ちょっと長い関係の話 本多俊之との対談

第五章 一九六五年のわたし 浅川マキ
 浅川マキ論
  浅川マキ/1970 西井一夫
  浅川マキとその周辺の世界 スティーヴ

第六章 神がブギ・マンだとしたら 長谷川博一

第七章 ロング・グッドバイ(関係者インタビュー)
 山木幸三郎 九条今日子 亀渕友香 喜多条忠 つのだひろ
 萩原信義 山下洋輔 渋谷毅

 ディスコグラフィー
 年譜

内容説明

2010年1月17日に急逝した、日本におけるワン&オンリーの歌手・浅川マキ、その独自の世界を、著者自身の原稿、対談、関係者等のインタビュー、写真、年譜、ディスコグラフィーで構成した、その軌跡の全貌を伝える、最初にして最後のオフィシャル決定版。デビュー当時から写真を撮り続けている田村仁の貴重な写真を多数収録。

目次

第1章 あの娘がくれたブルース
第2章 今夜ほど淋しい夜はない
第3章 一冊の本のような―人物論
第4章 新しいと言われ、古いと言われ―対談
第5章 一九六五年のわたし
第6章 神がブギ・マンだとしたら―時代に合わせて呼吸をするつもりはないそんなパワーを持ち続けたいですね(長谷川博一)
第7章 ロング・グッドバイ―関係者インタビュー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

30
神戸のホテルの話と亀渕さんの話がよかった。「ハスリン・ダン」の話もあれば、嬉しかったなぁ。2022/02/19

fseigojp

19
この人は訳詩の天才でもあった。それはスポットライトではない オリジナルのマンハッタン・トランスファーを超えていた。 合掌。2015/08/27

青木 蓮友

11
忘れもしない19の冬、文芸坐ル・ピリエで浅川マキを観た。電流が走った。それから吉祥寺などで何度か観て、就職した店ではマキさんの名が「よく電話かかってくるよ、これがまた長いんだ」そういうことがあったから、この追悼の本に「おしゃべりだった」なんてあると、、思わず胸が熱くなってしまう。皆さんのインタビューがそれぞれとっても良い、マキさんが立体的に立ちのぼってきた。温もりというか気配、存在感の異様な濃さ、、影響力。出会いから30年、何の気なしに「裏窓」や「夜が明けたら」を口ずさむわたしがいます。浅川マキ、素敵。2017/04/04

クローカ

7
浅川マキ追悼本、という認識で良いのでしょうか。エッセイ、対談、関係者からの証言によって『浅川マキの世界』を紐解く、という内容。その飄々とした生き様を貫き通したことこそが彼女の魅力だったのだな、と改めて思いました。本人のエッセイなど読めば『アングラの女王』なんて大層なものではなく、可愛らしくも強情な一人の歌手であったという事がわかり、より一層好きになってしまいました。生で観ることは出来なかったけれど、彼女を知る事が出来て本当に良かったです。2011/05/31

yumiha

6
2010年1月17日に急逝した浅川マキの写真・エッセイ・対談など、た~っぷり。読めば読むほど、浅川マキが稀有な歌手であったと思わされる。「ですから今ブルースをうたうのなら、うたう人の日常、そして歌い手が感じている世の中…非日常とは欲張らなくても、そんなことを十二小節の快感のコード進行の中でもっと自由に歌手が自分の言葉に乗せていくのもいいし、いいたいことを歌にするといい」「言葉とは裏腹に、ちっとも期待していない歌い方、闇に向かって、誰もいないところへと放り投げるわけです」など、マキの言葉に呻った。2011/04/08

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