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内容説明
本書は、2022年3月に発行した『「柚木沙弥郎」と「女子美工芸の教育」に関する調査研究報告書』(女子美術大学)の刊行から継続的に進めて企画した、柚木沙弥郎の展覧会であり、本書はその図録兼書籍である。
目次
女子美術大学と柚木沙弥郎先生
柚木沙弥郎―創作のはじまり
第1幕 柚木沙弥郎・染める+染まる
第2幕 柚木沙弥郎・女子美工芸 学生とともに
第3幕 柚木沙弥郎・グラフィック
第4幕 柚木沙弥郎・自由に、空間に
第5幕 柚木沙弥郎・再び、“暮らし”へ
第6幕 柚木沙弥郎・創作が生まれるところ
心の自由を手放さない 柚木沙弥郎を生きる
壁も扉もない世界。〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
32
先ごろ101歳で亡くなられた染色工芸家・柚木 沙弥郎(ゆのき さみろう)氏作品振り返りの書。我が街にも縁ありの方で、市立図書館の追悼イベントで本書を借り出し。素朴でアーシーなデザインが印象的。もっと早く知って追っかけすべき人だったかも知れない。どの作品もブック・カバーとしてアレンジして使えれば読書家としては嬉しい逸品になる。2024/02/28
遠い日
7
柚木沙弥郎さんを知ったのは、絵本でした。そこから民藝の作家であると知り、以前より民藝の、人の暮らしを基盤に置いた芸術のあり方を好んでいたので、ますます好きになりました。東京の日本民藝館に足を運び、柚木沙弥郎さんの作品を楽しんだことはいい思い出です。この10月7日に100歳を迎えられて、ますます意気軒昂のごようす。長年の蓄積をこうして拝見できること、ありがたく思います。教育者としてもすばらしい働きをされてきたと知り、その存在の大きさを感じます。まだまだご活躍のほどを祈念して。#NetGalleyJP2022/11/09