図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?―生きものの“同定”でつまずく理由を考えてみる

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?―生きものの“同定”でつまずく理由を考えてみる

  • 須黒 達巳【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • ベレ出版(2021/12発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 40pt
  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年05月02日 20時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 183p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860646769
  • NDC分類 460.7
  • Cコード C0045

出版社内容情報

生きものの種を確定させることを「同定」といいます。「同定なんて図鑑をパラパラめくって同じのを探せばいいんでしょ」と思う人もいるかもしれませんが、そんな簡単なことではありません
「似ているのが多くて同定に自信がもてない」「どうしてパッと見で同定ができないんだろう……」。生きものが好きな人のなかにもこのように思っている方はたくさんいます。
「なぜうまく同定できないのか」「どういうプロセスで同定ができるようになるのか」を真剣に考えたのが本書。
勤務先の敷地内で昆虫とクモ800種以上を同定してきた、同定大好きな著者がお届けする、図鑑と同定のことをトコトン掘り下げた一冊です。

内容説明

なぜうまく同定できないのか?どういうプロセスで同定ができるようになるのか?図鑑と同定についてとことん掘り下げる。

目次

第1章 教本を買っただけではバイオリンは弾けない
第2章 目をつくるとは
第3章 知識ゼロからのシダの同定
第4章 みんなちがって、まちがえる
第5章 図鑑づくりの舞台裏
第6章 果て無き同定の荒野

著者等紹介

須黒達巳[スグロタツミ]
慶應義塾幼稚舎理科教諭。1989年生まれ、神奈川県横浜市出身。筑波大学在学中の2009年からハエトリグモの研究を始め、修士号を得た後は、日本産のハエトリグモを全種採集することを目指し、フリーターになるほど全身全霊を捧げる。論文を執筆し、ハエトリグモの新種や日本新記録種を報告する一方で、講演会や観察会を通して、生き物や自然の魅力を伝えている。現職着任後は、学校の構内で採集した昆虫・クモを片っ端から同定し、リスト作成に励んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

117
目の前にある自然物の名前を確定させる作業を「同定」と言うらしい。その作業の難しさ…というより面白さを著者は伝えてくれる。シダやハエトリグモの例題が示されるが、私にはみんな同じに見えて全く分からない。専門家は「目ができている」から一目瞭然だそうだ。著者の丁寧な説明から、凄さと楽しさが伝わってきて幸せな気持ちになる。将来AI同定が一般的になっても「私は自分の五感による同定をやめないでしょう。野外で身一つで、自分の知識と感覚のみを頼りに次々と種名を見いだせることの喜びは失われることはないからです」。いい言葉だ。2022/06/01

R

58
生物の同定を扱った面白い本でした。これを読んで科学というか、生物(理科)に興味を持つ子供が増えるといいなと思う内容なんだが、マニアックすぎるよなととても楽しく読んだのでした。割と汎用的に経験則というものの実例としても使えそうな内容で、同じように見えてもずっと調べてみていると、ポイントが見えてくるというのはその通りで、紹介されていたシダとか興味なかったのにすごい道端で見るようになってしまった。2022/05/15

翔亀

49
【シリーズ森28】生き物の名前を確定することを「同定」という。これはやり始めると楽しくて仕方がないのだが、終わりがなくてきりがなく、いつのまにか「作業」に陥るものだ。しかし、著者が語るように、「1種新たに同定するごとに」「今日は意味のある一日だったな、と不思議な満足感に包まれて眠りにつくことができるのです」(P171)。本書は、ハエトリグモの新種を発見し図鑑も著している理科教諭が同定愛を語る。同定は「いま、ここに生きているからできる無上の娯楽」「この星の豊かな生物多様性をダイレクトに味わうことのできる、↓2022/03/16

booklight

44
生物の同定大好きで、ハエトリグモの図鑑まで作った人が、どういうふうに生物を同定していくかを説明した本。簡単に言ってしまえば、色々な種類を見ていけば「目」ができるので、よく似た種類でも見分けがつくようになるという話。丁寧に説明してくれるので、当初とは別の疑問が出てきて個人的には面白った。実践してみようということで、自分の得意分野以外のシダの同定をしていたが、植物、とかではなく、シダ、というのも勉強になる。学術的同定、というのが非常に手間がかかるが、世界の知に参加するという楽しみもあり、なかなか奥深く思えた。2022/09/12

えも

38
そのスジで話題になっていた本が、いきなり地元図書館に入っていて、しかも案の定、誰も借りてないという状況だったので、私にとってはシメシメでした!▼そうそう、同定って言語化しにくいコツがあるんですよね。高校時代から化石に興味があったので何となく身について、そのコツが今のシダ散策に活かされてる気がします▼だから著者が丁寧に同定の構造を言語化してくれるのが妙にアルアルで、楽しい読書でした。2022/06/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18769596
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。