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内容説明
古本屋散策から見えてくるもの。古本の世界を渉猟するうちに「人物」と「書物」が無限に連鎖し、歴史の闇に消えてしまった近代出版史が浮き彫りになる。第29回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞後の200編!
目次
『奇譚クラブ』から『裏窓』へ
『裏窓』と濡木痴夢男
SM雑誌の原点としての伊藤晴雨
アルフレッド・キントの『女天下』
フックスの『風俗の歴史』
中川彩子と藤野一友
貸本マンガ家鹿野はるお
藤見郁の『地底の牢獄』
『あまとりあ』と高橋鉄
『マンハント』編集長 中田雅久〔ほか〕
著者等紹介
小田光雄[オダミツオ]
1951年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。出版業に携わる。著書に『古本屋散策』(第29回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞、論創社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
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700ページを超えるハードカバーの大著。通勤電車ではとても持ち運び不可能。短編コラム集なので、トイレなどでチビチビと読むことは可能。かつて同様に分厚い『ジョージ・オーウェル日記』 (白水社)もそうやって読破したものだ(『ジョージ・オーウェル書簡集』はちょっと中断中…)。 ちょっと専門的な出版関連・文学史的記述も多いけど、エロス系文献などへの言及もあり。読んでみようかという本も何冊かあったし。読み終えると、久しぶりに「青春18切符」で静岡・浜松の古本屋に行きたくなった。2019/12/21