内容説明
「構造改革」政治が生みだした貧困と格差、地方の破壊…国民の怒りを「新しい福祉国家」づくりへ。
目次
第1章 政権交代と民主党政権の行方(総選挙の結果は何を示すか;民主党の地滑り的勝利をもたらした二つの力 ほか)
第2章 世界同時不況と新自由主義の転換(自ら墓穴を掘った新自由主義の「政治的転換」;二一世紀グローバル恐慌の基本構造 ほか)
第3章 構造改革による地域の衰退と新しい福祉国家の地域づくり(構造改革と地域の疲弊;市町村合併・「三位一体の改革」と地域 ほか)
第4章 構造改革が生んだ貧困と新しい福祉国家の構想(貧困・生活困難の拡大とその背景―日本型雇用破壊・構造改革と開発主義国家体制の特質;新たな福祉国家の形成にむけて)
著者等紹介
渡辺治[ワタナベオサム]
一橋大学大学院社会学研究科教授。専攻は政治学、日本政治史。1947年生まれ
二宮厚美[ニノミヤアツミ]
神戸大学発達科学部教授。専攻は経済学、社会環境論。1947年生まれ
岡田知弘[オカダトモヒロ]
京都大学大学院経済学研究科教授。専攻は、地域経済論、現代日本経済史。1954年生まれ
後藤道夫[ゴトウミチオ]
都留文科大学教授。専門は社会哲学、現代社会論。1947年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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