内容説明
「クォーク狩り」は今世紀最大の革命的な発見をめぐる胸躍る挑戦の記録である。長きにわたって追い求めてきたクォーク―それはあらゆる物質と生命の基本構成要素である原子の、さらに内側に存在する粒子である。
目次
第1章 兎穴を下って
第2章 氾濫する素粒子たち
第3章 素粒子たちを手なずける
第4章 気まぐれな想像力
第5章 スタンフォード線形加速器―モンスターの誕生
第6章 船出のとき―クォーク
パートン・モデルを手に
第7章 夢と現実の対決
第8章 客観性獲得への道
第9章 鏡の国のボソンたち
第10章 色―クォークをつなぐもの
第11章 コライダーの登場
第12章 11月革命
第13章 チャームをめぐって
第14章 六つは多いか少ないか
第15章 グルオン・ジェット―飛び出した糊たち
第16章 統一への道