内容説明
この本の根底の考え方は、電磁気学と力学とを融合させて、エネルギーの変換過程を理論的に説明するものである。工学で重要なことは、一般的理論から、どのような近似を行なって実際の問題の解決に役立つ式を立てるか、そしてその解を求めるかである。それは多くの例を知って、あるいは色々なことを経験してはじめて体得できるものである。その意味でもなるべく多くの例題でその例を示し、そこで説明できなかったものは、問題の解き方の中で示すようにした。
目次
第1章 電気‐力学系の基礎
第2章 電気系の素子
第3章 力学系の素子
第4章 電気‐力学系の結合
第5章 線形な電気‐力学系
第6章 非線形な電気‐力学系
付録 座標系