内容説明
現代あるいは将来において、「ものづくり」、すなわち生産活動に従事するためには、現代の工作技術や生産方式の基礎的な知識を身につけるとともに、古来から人類が行なってきた「ものづくり」に対する創意工夫、理論的考察の態度を習得し、かつ全地球的規模の視野で生産活動を考慮する必要がある。以上のような観点に基づき、本書は大学、工業高等専門学校などにおける機械系学生、あるいはこれから機械工作・生産工学を学ぼうとする人々に対し、これらの基本的事項をできるだけわかりやすく記述し、また「ものづくり」に対する創意工夫、あるいは加工技術の理論的考察理法の初歩的な案内を意図したものである。また、現代の生産技術者が避けて通れない地球的規模の破壊、あるいは製造責任への配慮を学ぶためISO9000s、ISO14000sについての紹介をも行なっている。
目次
第1部 機械工作(工作機械の歴史;旋盤の構造と切削加工;穴あけ加工;フライス盤による加工;研削加工 ほか)
第2部 生産工学(生産工学入門;IT時代の生産システム;品質管理;国際標準化機構―品質保証に関する標準規格ISO9000シリーズ;国際標準化機構―環境マネジメントシステム規格ISO14000シリーズ)
著者等紹介
牧充[マキミノル]
1944年中国漢口に生まれる。1966年東北大学工学部精密工学科卒業。1968年東北大学大学院工学研究科修士課程修了。1977年工学博士。1982年日本機械学会賞技術賞受賞。1992年関東学院大学教授。1993年中国重慶大学顧問教授、兼任横浜国立大学講師
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