内容説明
本書は、機械、土木、建築関係の学生および技術者が構造物やその要素の応力、変形を解析するに当たって、有用な“エネルギー法”の原理を理解するとともに、その応用能力を高めることを願ってかかれたものである。本来、エネルギー法は変分原理に基づくものであるが、実際には初等的な微分学および積分学の知識があれば十分理解できるよう配慮したので、この本の標題を“実用エネルギー法”とした。また、実用という観点から、取り扱った構造物の解析は弾性範囲のみに限定した。
目次
第1章 ひずみエネルギー
第2章 カステリアノの定理
第3章 ポテンシャルエネルギー原理
第4章 コンプレメンタリエネルギー原理
第5章 直接法
第6章 上・下界定理
第7章 ガラーキン法
第8章 ハミルトンの原理
第9章 有限変形問題