出版社内容情報
《内容》 米国の生命倫理学者による、生命倫理学の入門書。臓器移植などの様々な例をあげ、生命と健康に関わる倫理的問題などをわかりやすく解説。広範囲を簡潔に解説しているので、短期間で米国の生命倫理学のポイントを学ぶことができる。医療分野の学生に最適。
内容説明
生命倫理学の重鎮ヴィーチならではのわかりやすさと視野の広さ。1週間で学べる、自分で考えるための入門書の決定版。
目次
第1章 倫理学の地形図
第2章 ヒポクラテスの誓いとそれに対する異議申し立て―歴史素描
第3章 死の定義・人工妊娠中絶・動物の福利―道徳上の資格の基盤
第4章 患者のためになることをすべし、患者を害するなかれという原理に潜む諸問題
第5章 人格尊重の倫理学―嘘をつき、だまし、約束を破ることを医師が道徳的とみなしてきた理由
第6章 殺すなかれという原理
第7章 死と死にゆくひと―判断能力のない患者
第8章 医療のための社会倫理学―資源の配分、臓器移植、ヒトを被験者とする研究
第9章 生命の人為的コントロール―遺伝学、生殖技術、ヒトの本性の変容
第10章 諸原理間の葛藤の解決
第11章 生命倫理学における徳
著者等紹介
ヴィーチ,ロバート・M.[ヴィーチ,ロバートM.][Veatch,Robert M.]
哲学博士。ヘイスティングス・センターとジョージタウン大学ケネディ倫理研究所という、アメリカにおける生命倫理学の二大拠点にその初期から参画。後者では所長を勤めた。現在、同研究所の哲学教授。多産な著作活動のほか、全米臓器分配ネットワークなど実践面でも幅広く活躍している
品川哲彦[シナガワテツヒコ]
京都大学大学院文学研究科博士課程。関西大学文学部教授
後藤博和[ゴトウヒロカズ]
関西大学大学院文学研究科博士課程。関西大学、近畿大学、神戸国際大学、京都教育大学非常勤講師
岡田篤志[オカダアツシ]
関西大学大学院文学研究科博士課程。関西大学・神戸市外国語大学非常勤講師
伊藤信也[イトウシンヤ]
関西大学大学院文学研究科博士課程。博士(文学)
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