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内容説明
“ホテル・ウィリアムズチャイルドバード”、通称“鳥籠荘”には、普通の社会になじめない一風変わった人々が棲みついている。衛藤キズナ(17歳の少女。バイト・絵のモデル)、浅井有生(新鋭画家。ほぼ外出しない)、井上由起(有生のイトコ。超美形で女装癖あり)。彼らを中心に、妄想癖の美女、ゴスロリ小学生、ネコの着ぐるみ、不気味な双子の老人たちも加わり、繰り広げられる―ちょっとおかしな、けれどいろいろフツーの日常がつづられた物語。今回は、キズナを慕う後輩の女子高校生の話、浅井有生と井上由起の子供の頃のキュートなヒ・ミ・ツのお話、キズナと由起のハプニングな1日の話を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほたて
19
最初は抵抗があったイラストにも耐性ができるのか、少し慣れてきました。作中にでてくる映画は、有川さんのあれですね。相変わらず一見キレイだけど、いびつで不気味な世界。今にも崩れそうなバランスで均衡を保っている三角関係(なのかな?)の続きが気になる終わりかたです。知るほどに知らなかったということを知る不思議。2014/06/15
氷風
16
狂愛・・・?いやいや。最後のは違うか。とにかく危険をはらんだ愛のカタチがみっつ。由起は分かるけど有生も小さい頃は可愛かったんだぁ。ちょっと見てみたい。そうそう。途中で出てくる巨大ザリガニの襲撃って。あれ。有川さんの「海の底」ですよね?ね?誰か共感してくれないかなぁ。2010/12/30
七月せら
13
有生と由起の子供時代のエピソードがとても可愛いです。有生を振り回し、でもとても一途な由起。振り回されながらも、そんな由起に惹かれていく有生。中学生になった二人が再開した時の衝撃は、端折られているからこそ一大事件だったことが伺えてにやにやしてしまいます。有生、由起、キズナの関係はゆっくりと変化していくのかな。2017/12/15
星野流人
12
よく考えたら表紙に女の子がいない鳥籠荘第2巻は、相変わらずな少女漫画空間。今回は、キズナを慕う後輩のエピソード、有生&由起の過去エピソード、キズナ有生由起の三角関係エピソードの三本立て。ユウとユキのエピソードがお気に入り。まさかのショタBLネタになってしまいましたが、これはこれで嫌いじゃない。むしろもっと読ませろ。しかしそういう有生と由起をそういう関係にするならば、幼少有生をもう少し可愛らしいルックスに描いてほしかったなと。そして双子のお母さんの不気味さよ……。2012/02/20
そのぼん
12
前作を読んでだいぶ経っているのでどうかな、と思いましたが楽しく読めました。ライトノベルらしくフワフワした雰囲気でした。2011/12/06