- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
内容説明
秋。里香にとって初めての文化祭―山上祭。裕一はまったくやる気がなく、だらけにだらけていた。だが、山西に無理やり引っ張られていった視聴覚室では『古典ロシア映画上映会』なるものが始まろうとしていてそれはつまり先生にバレたら停学もののいわゆるエ○ビデオ鑑賞会でそこに先生が突入してきて…。一方里香は、みゆきと共に演劇部の練習を見学していた。そこで部長の柿崎に、ある目的で声をかけられ―。書き下ろし番外編『雨 fandango』の前編に、『気持ちの置き場所』『君は猫缶を食えるかい?』『金色の思い出』の番外編三篇を加えた『半月』短編集第1弾。
著者等紹介
橋本紡[ハシモトツムグ]
三重県伊勢市出身。第4回電撃ゲーム小説大賞で金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
19
番外編的短編集。時系列はバラバラだけれど、本編をうまく補完してくれている。2012/08/26
長尾鷹弥
17
半月シリーズも終焉に向かい始める巻。2巻ある短編集のうちの1巻目。6巻から後の文化祭の様子を描いた「雨(前編)」、不器用な看護婦の谷崎の揺れる心と過去の記憶を描いた「気持ちの置き場所」、猫缶を食べるか否かというバカ話の「君は猫缶を食えるかい?」、そして里香と知り合ってまだ間もなく、事実を知らずに里香を傷つけてしまう「金色の思い出」の4つの短編集。雨を読んだ後に金色の思い出を読むと、本当にこの二人が今の関係になったのは奇蹟に近いのではないのかなーと思ってしまう。雨の続きが気になるので8巻へ・・・。2013/04/18
カメ吉
16
短編集で読みやすく色んなエピソードが満載で楽しかった。 裕一と里香、司とみゆき、Dr.夏目と谷崎ナース、久々の多田さん等々愉快な仲間たちの意外な一面もみれて面白かった。 このままの雰囲気で完結して欲しいと願います。2017/07/31
瑪瑙(サードニックス)
16
短編集。『雨』は続きが非常に気になります。『気持ちの置き場所』は亜希子さんのちょっと女らしい面が見られて胸がキュンとなりました。『君は猫缶を食えるかい?』は笑えました。私はちょっと食べられないなあ。やっぱり抵抗があります。『金色の思い出』は良かったです。裕一の必死さと里香の父親思い。『高瀬舟』はちゃんと読んだ事はないけれども確か教科書に載っていて学んだ記憶があります。今度ちゃんと読んでみようかなあ。『多田吉蔵のうれしはずかし病院ライフ』も笑えました。多田さん恐るべし!2012/09/22
Teruji Shinozaki
13
日常ですねぇ・・・ 一番幸せな時なのかも知れない。2012/09/08