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内容説明
その少年はたった一人で数千の兵を相手にしようとしていた。得物は小刀のみ。まぶたに浮かぶのは、強く、けれどはかなく世界に翻弄される少女の姿だった―。由宇に残された命の時間はたった10分。焼け付くような焦燥感とともに、息をつくことすら許されぬ壮絶な闘いへ、闘真は身を投じるのだった!場所は移り、NCT研究所。堅牢を誇る防壁は破られ、黒川の魔手は最後の聖域へと迫りつつあった。わずかな可能性を信じ八代は絶望的な闘いを挑む。そこに一筋の光明があることを信じながら…。死闘の果てに待つのは、破滅か栄光か。それぞれの信念をかけた闘いが始まった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
26
トンデモSFバトルアクション物語第七弾。由宇奪還の為に、闘真が暴れまわる話。今までもすごかったけど、今回の展開はこれまでで一番ぶっ飛んどったな。特に脱出するシーンはツッコミどころが多すぎて何か笑ってしまいました。トンデモ設定の数々や主人公無双に関しては慣れたから良いんだけど、あの脱出劇はあまりにも都合よすぎて萎えますわ。戦闘シーンは熱くて良かったし、由宇と闘真のラブコメ模様も良かっただけにそういう点はとても残念。無双も過ぎるとただのギャグになってしまうという事なんですかね。次の完結編に期待。2015/11/15
しぇん
23
KindleUnlimitedで。黒川との戦いは流石に終わるのかな?の思っていたのですが、まだ続いていて驚き。主人公二人は後半完全にお休み状態て他のキャラが頑張ってる巻でした2024/02/21
ナカショー
11
今まで黒川に対しては厄介なヒールとしてしか認識してなかったのですが、最初に黒川の行動を決定づける過去を読んで考え方を少し改めました。ただひたすらまでに純粋だったんですね。とんでも科学力のハイテンポバトルは相変わらず見どころたっぷりで、小刀一本で無双する闘真が相変わらずかっこ良かったです。なんだかんだで由宇を助けることができた闘真でしたが、黒川たちは遺産の情報を解析することに成功。由宇から引き出した遺産の情報をもとに行動を開始した黒川を闘真は止めることができるのか。次も楽しみです。2020/12/03
Natsumi
8
図書館
ロック
7
囚われた由宇の救出に覚醒した闘真が滅茶苦茶無双しましたね。格好良過ぎでした。もう由宇が限界、という所にやってくるのはお約束だけど熱い!そして7巻にしてようやく由宇がデレる。これだけで十分価値のある巻でした。内容はずっと防衛からの反撃と言った感じなので語る部分が少々足りなくもあるのですが、やはり由宇が可愛くなってしまった。(良い意味で)という部分と由宇の扱いについて少し思う所が出てきたADEMの面々が良かったですね。どうやら上中下完の4冊目でADEM編は決着のようなので8巻が楽しみです。2022/06/13