電撃文庫 キノの旅〈９〉ｔｈｅ Ｂｅａｕｔｉｆｕｌ Ｗｏｒｌｄ

時雨沢 恵一【著】

アスキー・メディアワークス（2005/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 259p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840231725
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

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内容説明

空には、暖かい午後の太陽が浮かんでいました。なだらかで大きな丘を登った時、丘の向こうが見えた時、キノは驚きの声を出しました。「あれ？なんでだろう」急ブレーキをかけられて止まったエルメスも、「おや」やっぱり驚きました。そこには国がありました。広い草原に、城壁が見えました。白い城壁が、大きな円を描いていました。―キノとエルメスが辿り着いたのは、城壁が続く大きな国。そこに国があるとは聞いていなかったので驚きつつ、入国するための門を探して走り続ける。しかし…（『城壁の話』）他、全１５話収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[♡手乗りタイガー♡]

-あなたのその悲しみはやがてあなたになる-本好きさんあるあるなのかわかんないけど私は本買ったら即透明ブックカバーつけるんよね、汚したくないので…ということで再読だからよかったものの、旧表紙の時は…うっそ！ヤバイ！表紙裏にあとがき書くなよ！見れんじゃん！状態だったのでｗセーフでしたｗそれにしても「うらがき」ってずるいわ…デフォ絵も可愛いし。でもねシズ様は立派なロリコンだと把握してますよ☆そして扉絵のキノのあざとさったらない(真顔)

2014/01/17

[蒼伊]

再読。今回はあとがきが真面目だなーと物足りなさを感じていたら、まさかのうらがき！期待を裏切らない作者(笑)本編では「むかしの話」がよかった。あったかい気持ちになりました。

2013/04/08

[よっち]

キノとエルメスの旅第九弾。シズと陸とティー３人になって初めて訪れた「電波の国」では人は信じたいものを信じようとするし、それを否定された時の反応は。。。ティーは自分なりに頑張っていたというか、相変わらず過激ですが、鈍いシズへの対応は優しくなって（？）きていますかね（苦笑）｢自然保護の国｣は何というか、「保護する」ということがどういうことか考えさせられるお話。登場人物の多くは普通にしたたかで、クールに目的を優先させますが、シズの周囲を思いやる気持ちは際立っていました。戦車さんはついに気づいちゃいましたか。。。

2014/07/04

[♡手嶋♡]

あなたのその悲しみはやがてあなたになる。私は本買ったら即で透明のブックカバーつけるんよね、汚したくないので。ということで再読だからよかったものの、旧表紙の時は、うっそ！まって！表紙裏にあとがき書くなよ！見れんじゃん！状態だったのでｗ今回セーフでしたｗそれにしても「うらがき」ってずるいわ。デフォ絵も可愛いし。安心してください。シズ様は立派なロリコンだと把握してますよ☆そして扉絵のキノのあざとさったらない(真顔)｢記録の国｣あーあ。人選ミスしたね。残念ながら４０人目の発狂確率は少ないと思います！ｗ↓つづき

2016/10/17

[まりも]

電波の国、シズと陸とティー３人になって初めて訪れた国で起きた事件。ほとんどしゃべらないティーが頑張る姿は読んでいて癒されますね。自分がほしい情報だけを望み違う情報が出てきたらそれを除外する。数の暴力ほど怖いものはないな。殺す国、うっわえげつない。死を望む側も狂っているがその為に戦争をけしかける国も狂っている。悲しみの中で、本当に悲しい結末だった。都合のいい現実だけを見る多数派と現実以外も見ようとする少数派。見たくないものを見る勇気は難しい。

2014/02/18