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内容説明
再び修道院に雇われることになり、シマは半年振りに少女ナツと再会する。それから数日後の朝、日課の掃除をしていたシマのもとに、ナツが驚いた表情をしてやってきた。納骨堂に、何者かが忍び込んでいるという。二人はひどくおびえる様子の“侵入者”を保護し、匿うことにするが、その“侵入者”の行方を探す警察と、ある“組織”の男が相次いで修道院を訪れ…。“侵入者”の秘密が明かされるとき、再び争いに巻き込まれるシマとナツ。そんな二人へ雨は静かに降り―。第11回電撃小説大賞銀賞受賞作品、待望の第2弾登場。
著者等紹介
結城充考[ユウキミツタカ]
昭和45年、香川県にて生誕。現在東京都在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いよ
7
地元図書館にて借りる。前巻は2週間以上かかってたので、今回は根性だして一日で。前巻より読みやすくはなったが、それでもまだ描写、アクションが読みにくい。よくよく考えたら、マルドゥックシリーズよりこっちのが出てるの早いのか。ハードボイルドラノベの走りだったのかなと、素人なりに考えた。登場人物の心理描写が雑。特に、ナツとオズが好き合うのについては、もっと丁寧にやらないと分からないよ…。あと、情報屋ミクニが抜けすぎてて…。3巻までもう根性で読む(なにか悔しくなってる)。2016/10/18
KASUKA
2
なるほど!こうきましたか!と機械制御会の出現にうなずき、黒丸尚文体が雨に叙情を添える。イルマはここらだったんだなとも。にしてもオーバーマンでも性格は変わらないっていうのがある意味でイルマの強固さを感じることに。2018/03/12
ごんごん
1
奇蹟の表現シリーズ2作目。今回も良かったと思います。ハードボイルドで、ちょっぴり幼い恋も描かれていて、それにやきもきする主人公も垣間見えて、とても楽しめました。敵の事や唐突に出てきた設定などの説明不足な所も少々ありましたが、それほど気になりませんでした。ラブコメやバトル系を読むことが多かったので、ジャンルが違うこの作品は新鮮な気持ちで読んで楽しめました。次作も期待。2011/03/10
直
1
隠れ良作。1巻よりも面白く感じたが、内容としては1巻のほうが好きだった。2009/09/14
琥珀
1
前作よりはっきり面白くなっている。まどろっこしいところはあるけれど、子供に愚かな行動をさせることで主人公を危機に陥らせてストーリーを引っ張る、などという安易な手段を使用しないところはこの作者の美点だと思うし、それが作品の優しさにも繋がっていると思う。2008/12/17