電撃文庫 灼眼のシャナ０

高橋 弥七郎【著】

アスキー・メディアワークス（2005/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 274p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840230506
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

少女に名前はなかった。ただ「贄殿遮那のフレイムヘイズ」と呼ばれていた。少女が目指すは、“紅世の徒”討滅のみ。いまはまだ、少女の隣にあの“ミステス”の姿はなかった―。天道宮から巣立ち、あの“ミステス”と出会う以前の少女を描いた外伝「オーバーチュア」、通販本収録の特別編「しゃくがんのしゃな」「しんでれらのしゃな」を加筆修正した計三編＋特別掌編収録。いとうのいぢオール描き下ろしのカラーイラストで贈る、『灼眼のシャナ』初の短編集登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スズ]

シャナと吉田が悠二王子と結婚するため、三柱臣の出す三つの試練に挑む『シンデレラ』、シャナが写真家を騙る紅世の徒を討滅するべくあるトーチの少女に擬態して調査を行う、悠二と出会う前のシャナの戦いを描いた外伝がメインの短編集。意地悪義姉・ティリエルにいびられる薄幸シンデレラ吉田や、メリヒム＆ヴィルヘルミナ姉さんの超スパルタ教育で逞しくなった武闘派シンデレラシャナが紡ぐ『シンデレラ』が非常に面白く、「はよ玉の輿ぶんどってこい」と夢もロマンもない発破をかけるマージョリーと、判定が超適当なヘカテーに笑ってしまいました

2018/10/02

[Yobata]

シャナ番外編。メタ,設定無視上等のプール騒動の｢しゃくがんのしゃな｣。シャナの登場人物達によるシンデレラの｢しんでれらのしゃな｣。シャナが悠二に出会う直前の｢オーバーチュア｣の3編。前二編は完全にギャグwプール騒動はマージョリーとシャナの乳バトルwメガネマン・アクア哀れなりw悠二のリア充朴念仁は本当にアラストールの劫火で焼き直したほうがいいよwシンデレラはシャナの継母がテンモクイッコなのが爆笑したw怖すぎでしょwこの話でも優柔不断,先送りマンの悠二くんは爆発したほうがいいねw→

2014/06/07

[ソラ]

少女に名前はなかった。ただ「贄殿遮那のフレイムヘイズ」と呼ばれていた。少女が目指すは、“紅世の徒”討滅のみ。いまはまだ、少女の隣にあの“ミステス”の姿はなかった―。

2010/09/12

[翔]

特別編を2編と、外伝として御崎市に来る前の話が1編、フリアグネの質問箱コーナーという構成。外伝のシャナが人間味が薄く、悠二(とその家族や友人達)と関わっていくことで成長したんだなと実感。

2022/01/04

[SPICA]

再読。番外編2本と外伝が1本。「しゃくがんのしゃな」はメタ発言満載、各キャラ大暴走、自重しない地の文、不憫なメガネマン、フリアグネ様の質問コーナーなど読んでて楽しかったです。「しんでれらのしゃな」はシャナの登場人物でシンデレラをやった感じ。吉田さんがかわいい。「オーバーチュア」は御崎市に来る前のシャナの話。人が喰われ、トーチになって消える。今までさんざん書かれていたそのことが当人と周りの人たちにとってどれだけ酷い、悲しいことなのかが改めて書かれています。家族や知人の描写も詳しく、だからこそより悲しい。

2014/10/03