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内容説明
「やつらの狙いはグレンダランだ!」完全に虚をつかれた西域国に激震が走る。智将シンルー率いる数千の部隊の奇襲に対し、六三三銃士隊は二〇〇名のみ。援軍の到着を信じ、ケリンは常識破りの破天荒な戦いで、敵を足止めする。一方、王都デメララでは苦悩するカルタがいた。このままケリンたちを見捨ててしまうのか?グレンダランを押さえられれば、この戦いは負けたも同然なのに…。意を決したカルタは、ケリンの父クローブとともに、奇策に打って出る。大陸で最も熱い場所、グレンダランを巡り、意地と信念が激突する!銃と硝煙の戦記、ついにクライマックスへ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
毛利武良
4
☆☆☆☆☆ 裏をかいたり裏の裏を読んだり。根回ししたり言い訳を考えたり。現実社会に溢れる馬鹿馬鹿しさを気持ちよく笑い飛ばせる結末は良い。戦争の準備は積極的平和主義と言い、日々溢れ続ける放射能は完全にブロックと言い、財政危機だから増税すると言いながら工事を増やす、七光りお坊ちゃん大臣に読ませたい。そういえば法学部を出たらしいけど憲法は難しくて分からなかったみたいだから、この本読んで興味を持ったら勉強しなおしてほしいな。2013/10/24
Humbaba
3
交渉は、最初に全てのカードを見せた人間が弱い立場に立たされる。だからこそ、厳しい状態であってもそれを魅せず、むしろ高圧的に出たほうが効果的なことが多い。しかし、もしも相手も同様の戦略を撮ってきた場合、誰もが損をするという結果を導いてしまうこともある。2013/07/15
sasashin
0
いろいろあって最終巻。教団が禁忌として秘匿していた科学技術が解放された世界は、人々の暮らしは、戦争のかたちはこれからどうなる?……というところで投げっぱなしのエンディング。これはちょっとどうなのよ……。ふわっとオープンなエンディングのときの小川一水だって、もうちょっとは決着つけてから終わらせるぞ……。2016/03/14
Unforgiven
0
この本で完結はしたが、シリーズとして続刊がでたら絶対買おうと思っていたお気に入り。 終ってしまったのが残念でならない
愛敬 史
0
戦闘シーンは3巻よりも引き立つものがあるなぁ。最終巻だし。ケリンとD・Dが頭使って敵軍の度肝抜いたのは格好良すぎだろ。