電撃文庫
Missing〈13〉神降ろしの物語・完結編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 325p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784840230384
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

神隠しの少女、あやめ。神隠しに遭い、戻ってきた空目恭一。その空目を護ることを誓った村神俊也。呪われた血を持つ木戸野亜紀。愛のために友を裏切った近藤武巳。近藤のことをただ慕う日下部稜子。人にあらざるモノ、神野陰之。ひたすらに知識と力を渇望する魔術師、小崎摩津方。呪われた土地に立つ聖創学院。異界の世界を望む魔女、十叶詠子。すべての因果が揃い、そしてかつて神が棲んだ山から、“ソレ”がやって来る―。超人気現代ファンタジー、ついに完結。

著者等紹介

甲田学人[コウダガクト]
1977年、岡山生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりお

45
最終巻。異界のものは、異界に還る。例外はない。数々の異界に触れた空目達。もう、彼等は一緒には居られない。自分に決着を着けたもの、自身にいつまでも縛られたもの。異界に触れて、歪められ。最初のようには、もうなれない。彼等が再び出逢う事がないのは、悲しいものがある。2018/01/01

坂城 弥生

36
シリーズ読破しました!2022/02/24

眠る山猫屋

32
神隠しの物語、完結。読み応えありました。〝魔女〟による異界の神の召喚。彼女の行動が、全て魔術師の防波堰の反転だったとは。今までの積み重ねが全て悲劇へと集中・転落していく様は、まさにカタストロフ。亜紀の無力感が、ちょっと類を見ないくらい虚無感にまみれていて悲しい。あやめの存在意義もまた、この瞬間にあったのだとは思いたくないかな。空目や狼犬くん、魔術師に魔女、壮大な悲劇の環が閉じて逝きました・・・。2017/09/14

よっしー

15
なんというか…終わってしまうとあっけない感じがしています。本当に最善の選択肢だったのかは分かりませんが、結果的には普通の人間にとっては元の世界へと戻ったのでしょうね。村神と空目のラストシーンは心に残りました。長い付き合い、お互いが言葉にせずとも感じ取った物があったのでしょう。血生臭いシーンも多かったはずなのですが、どことなく、物悲しい気持ちになりました。2019/12/09

nob

15
最終巻。Missingシリーズ完結。神降ろしの儀式、魔女の企みを阻止するために、バラバラになってしまった文芸部。1巻の頃に比べてすっかり暗い内容になってしまいました。とても後味が悪いです。空目はどこでも生きていそうだけど、亜紀と俊也がどうなったのか…。とても寂しいおわりかたですね…。ちなみに7巻がグロすぎて少し耐性が付いてしまいました。あと挿絵は何処へ行ってしまったのでしょう。あまりの内容で逃げてしまったのでしょうか。作者の他のシリーズも読みたいです。2018/01/29

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