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内容説明
戦争により荒廃した地域へ郵便物を配達する、少女の姿をした自律機械―MMF108‐41シルキー。“108”のナンバーは自意識システムを搭載していることのしるし。その自意識システムに芽生えた“バグ”は様々な人々との出会いと別れの中で育まれ、シルキーに『心』と似た何かをもたらした。そして今、シルキーの『心』は彼女にある決意をさせるが…。人気短編連作シリーズ、ついに完結。
著者等紹介
増子二郎[マスコジロウ]
1973年に生まれる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろびん
3
最終巻。……どうか、その希望が潰えませんように。2015/03/03
jingi
3
というわけで全4巻を読了。著者はこの後に新作を2冊書いてフェードアウトしてしまってる模様。うーむ。勿体無い。2012/11/17
年中無休
2
続きが読みたい!2019/05/12
misui
2
第十八話「ブックワームズ」は本読みとしてはなかなか耳の痛い話で、自分の経験を振り返って若干いたたまれない気持ちに。この経験というのも作品のテーマだよなーと思いつつ、最終話、シルキーの「憎しみを知っているから、それを解くことができるかもしれない」という言葉はとても胸に響いた。人間の心にしっかり向き合い肯定するという最後まで非常に「らしい」作品でした。名作だと思います。2010/06/12
sasashin
2
再読。シリーズ最終巻も前の巻に引き続きSF色は薄め。主役が自律自動機械でなくてもいいんじゃない?という気も若干するけど、面白いからまあいいや。無駄に長大化する傾向のあるライトノベルにあって、全4巻で綺麗に着地しているのも大変良い。人間だろうと「次代の少女」(ポストガール)だろうと、自分自身と、家族と、周りの人たちと向き合ったあとは新たな世界に旅立つのが必定なのです。2010/05/19