電撃文庫 灼眼のシャナ〈９〉

高橋 弥七郎【著】

アスキー・メディアワークス（2005/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 281p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840228817
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

―“ミステス”を破壊するのであります。突然現れたヴィルヘルミナは、冷酷に告げた。―破壊なんて…させない！シャナは凍りつき、そして拒絶する。強い絆で結ばれたはずの二人が、“ミステス”悠二を巡り対峙した。シャナが“一個のフレイムヘイズ”と“一人の少女”の間で葛藤するなか、ヴィルヘルミナは無情の悠二破壊を敢行する―！激動の第９巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スズ]

育ての親『万条の仕手』ヴィルヘルミナとの再会に大喜びするシャナ。だが彼女は、シャナの想い人であり秘宝『零時迷子』を宿す悠二の破壊を宣言して…。紅世の王を屠る「フレイムヘイズ」として相応しくない色恋や平穏な日常に心惹かれるシャナを矯正しようと考えるヴィルヘルミナに対し、戦士としては優秀でも「一人の女の子」としてはあまりにも幼く脆いシャナを優しく厳しく見守り、目の前の障害を乗り越えようと必死な彼女から成長の機会を取り上げるべきではないと諭す千草が、ヴィルヘルミナと紅世の王達に感嘆の息をつかせた姿が大好きです。

2017/11/19

[Yobata]

ヴィルヘルミナに提案されたミステス破壊の提案を受け入れられないシャナはどうにかヴィルヘルミナに認めてもらおうとするもヴィルヘルミナも頑な態度を崩さない。そこには零時迷子の製作者｢永遠の恋人｣との仲にあるらしい。互いに譲らない家族同然の二人はフレイムヘイズとして激突する…。ヴィルヘルミナ回。やっと本編,御崎市に仏頂面メイドさんの“万条の仕手”ヴィルヘルミナさんが参戦して来たねぇwシャナを完璧なフレイムヘイズに成長させた自負を持つも御崎市に到着すると堕落したと感じるシャナに出会いその原因である悠二に憤る。→

2014/06/07

[ENTER]

軽い日常回のように見せておいてからの、後半、一気にきましたね！零時迷子のみならず、ヨーハンは、このあとどう関わってくるのかね？

2023/07/17

[燃え尽きタコ]

正直切ろうかなって悩んでたんだけど、今回は面白くて良かった。 悠二とシャナが良いし、加えてアラストールと千草も良いし、これからヴェルへルミナも良いキャラになりそうだし、物語の根幹も明らかになりそうで良い。 吉田パートはもう苦痛…は言い過ぎでも無味無臭でアレだけど。シャナと悠二の物語がいいからプラマイプラス。

2023/05/15

[凪子]

坂井夫婦がすごすぎる。こんな両親、現実にはいないだろう。坂井悠二は生まれたときから色々と恵まれすぎてないか？

2018/04/03