電撃文庫 ポストガール〈３〉

増子 二郎【著】

アスキー・メディアワークス（2004/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 305p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840226899
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

電子頭脳に芽生えた『バグ』により、本物の『心』を手に入れつつある、人型自律機械の少女ＭＭＦ１０８‐４１シルキー。手紙を―そしてそこに込められた人々の想いを届ける旅の中で、シルキーは様々な出会いと別れを経験してゆく。ダメ男から逃げ出した少女、“案山子”と呼ばれた男、傷ついた仮面のヒーロー、そして…。『電撃ｈｐ短編小説賞』が生んだ、珠玉の短編連作集第三弾。

著者等紹介

増子二郎［マスコジロウ］
１９７３年生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[こよみ]

いいラノベだと思うしかしこの作者最近何か書いてないのかな

2013/02/05

[ろびん]

やっぱり、シルキーの不恰好さ、アンバランスさは愛おしいです。

2015/02/27

[kiji]

短編中では「シリウス」が抜群でした。本で目頭が熱くなったのはいつ以来か。人が死ぬ話には感銘を受けない自分ですが、子供の感性を使われると弱いようです

2011/04/03

[まつだ]

「出会う」ってこういうことだよね。自分がちょっとずつ変わっていくこと、広がっていくこと、それに気づくこと。

2014/04/28

[sasashin]

再読。シリーズ開始時と違い、主人公がバグ持ち（人間らしさを獲得しつつある）自律自動機械であるという事実と折り合いがついちゃってる状態。なので、人工知能SFらしい葛藤とは無縁。主人公が安定した分、関わる人間や他の機械たちに焦点が移っています。初読時はそこが期待外れでつまらないと思ったのだけれど、もう一度読んだらこれはこれで面白かった。

2010/05/18