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電撃文庫
終わりのクロニクル1〈下〉―AHEADシリーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 450p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840224079
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

祖父の遺言により、高校生の佐山御言はマイナス概念の増加により滅びつつある「世界」を救わなければならなくなった。
そして、まだその使命に迷いを抱きながらも、第一の異世界1st-Gとの戦闘に巻き込まれていく。
10個あると言われる概念世界と、この「世界」の間に過去何が起こったのか。
現代にまで残された遺恨を解消し、佐山は無事1st-Gとの全竜交渉を果たすことができるのか?

AHEADシリーズ第1話、完結。

内容説明

祖父の遺言により、10個の異世界との戦後交渉を任された佐山御言。この交渉に成功し10個の概念を解放すれば、マイナス概念の加速で滅びようとしている自分たちの世界が助かるという。佐山は、この交渉権を本当に引き受けて良いものか迷いながらも、一個目の異世界1st‐Gとの戦闘に巻き込まれていく…。10個あると言われる概念世界と、この「世界」の間に過去何が起こったのか。現代にまで残された遺恨を解消し、佐山は無事1st‐Gとの“全竜交渉”を果たすことができるのか―!?「AHEADシリーズ」第1話、完結。

著者等紹介

川上稔[カワカミミノル]
1975年1月3日生まれ、東京出身
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

30
1st-G編下巻。全竜交渉が始まり、各地で1st-Gとの激戦が起きる話。ふむ、ようやくエンジンがかかってきましたね。物語の密度は相変わらずの濃ゆさですが、戦闘シーンの熱量もそれに比例して高まっているので、不思議とページを捲る手が止まりません。しっかりと間に下ネタを挟み込むのも流石。新庄弟の確認の仕方には笑わせてもらいました。チーンコ引っ張んなや(笑)シリアスとコメディのバランス最高やね。壮大な世界観を舞台にした全体的に竜交渉もまだ始まったばっかやし、今後が楽しみです。次巻も早めに読もう。2017/02/23

Yobata

27
10のGとの交渉で概念を解放すればマイナス概念による崩壊が避けられる事を知った佐山は、自身が悪役として全竜交渉の担い手を引き受けていいか迷うも、1st-Gとの戦闘は始まってしまう…。1st-G編下巻。和平派との交渉戦,佐山の葛藤,市街派との激戦。和平派との交渉戦は録音機器の裏のかき合いや文字概念の世界に紙をもたらすなどの展開は面白かったけど、実は大城の仕込みであって佐山も本気ではないとなるとちょっと冷めちゃったなw佐山が本気になれない理由。正しく間違える悪役を演じるためには常に正しい人が傍にいる事。→2015/10/06

朝夜

17
『――諸君!今こそ言おう。……佐山の姓は悪役を任ずると!』読了。えぇ、一巻の感想で佐山の正気度が高めと言ったが自分の非を認めて前言撤回を行ってもいいかね?(マテ まぁ、何はともあれ第一の終わりを知り全竜交渉が本格的に始まりました。Tes.(テスタメント)の言葉の意味の重さが境ホラを読んでたときより理解できたかな。悪人ではなく悪役となり、自分と正逆の新庄と正しく間違っていく事を決めた佐山のこれからの活躍に期待しましょう。2014/01/08

KEI

14
古本購入。全竜交渉開始!!佐山の姓は悪役を任ずる。自分が悪役であり、間違っているということを確かめるために正逆の存在を求める。どこか『境界線』に通ずる、二人の特殊な関係が面白い。やはりキャラの魅せ場を作るのが上手いなー。佐山君はトーリと比べて意外性がなく派手さもない印象だが、あのいざというときに何かしてくれるんじゃないかって感じがする。交渉も実働もとなると、かなりのスーパーキャラになりそうだww しかし、トーリはストレートな変態だったが、佐山君は見事なまでの変態紳士だな。次巻にも期待。2012/06/10

ヘルメス

9
【★★★★★】再読だからこそ面白いってね。1巻の上は佐山と新庄とその他の様々なものとの出会い。そして、1巻の下は佐山の悪役としての覚悟までと1st-Gとの交渉を描いた話。やっぱり、初めて読んだ時は色々と濃いくて消化できなかったんだけど、再読となるとある程度の理解はできているから純粋に物語を楽しむことができました。しかし、佐山はすごい。何がすごいって新庄弟と普通にイチャついてるからね。姉も弟も可愛いからいいけど。まロい。次巻も読みます。2015/12/12

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