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出版社内容情報
ジンクスを売る店“ジンクス・ショップ”。その奇妙な店が触媒となり、4つの異なる可能性が集う。
“ギミー・シェルター”。穏やかに生きていくことが目的の彼女は、自分の安全な場所を守る為だけにその能力を使ってきた。
“ホワイト・ライオット”。無慈悲な殺人鬼である彼は、ただ人殺しの為だけにその能力を使ってきた。
“シェイム・フェイス”。彼は全くの善人では無かったが、ある人の害になるものを排除する為だけにその能力を使ってきた。
“スイッチ・スタンス”。神にもなれると自惚れていた彼女は、自分が思うがままに生きる為だけにその能力を使ってきた。
そしてジンクスを売る男、そいつは喩えるならばまるで全世界の支配者ようで……。
運命を操ろうとする者と、それを眺める者と、それを断ち切る者たちが奏でる断音符だらけの耳障りな交響曲。
その最終楽章に死神の口笛が響く時、運命は意外な人物をも巻き込んでいく――。
内容説明
君にはツキがあるかい、それとも万事うまくいかない感じかな?変なジンクスがつきまとい、何をしていいか分からないって経験はないかな?だが逆に、ジンクスを自由に身につけることができるとしたら、その人間は運命を我がものにできるということになるのかも知れない。君は運命を手に入れたら何をするだろうか…街の奇妙な店が売るものは、人に楽しみと不安を等価値に与え、何処とも知れぬ場所に導くだろう。だが、その先に待っているのは口笛を吹く死神で―運命を操ろうとする者たちと、それを眺める者と、それを断ち切る者たちが奏でる断音符だらけの耳障りな交響曲が悪夢と未来を同時に歌う―。
感想・レビュー
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