電撃文庫<br> Missing〈2〉呪いの物語

電撃文庫
Missing〈2〉呪いの物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840219464
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夜中の2時に、のろいのFAXがくる。
もし最初の送信を受けてしまったら、FAXは7夜のあいだ続く。最後の7夜めのFAXを受けたら、あなたは次の日から同じ時間、同じ手順で誰かにそのFAXを送らなければならない。もし送らなかったり、手順をひとつでも間違えれば……。

木戸野亜紀の部屋に送られてきた一枚のファックス。奇怪な文字と紋様で埋め尽くされたそれは、実はとんでもない代物だった。亜紀の周囲で次々と起こる異変。混乱する亜紀を救うため“魔王陛下”こと空目恭一が動き始めるが……!
人気の現代ファンタジーシリーズ第2弾!!

内容説明

木戸野亜紀の部屋に送られてきた一枚のファックス。奇怪な文字と紋様で埋め尽くされたそれは、実はとんでもない代物だった。亜紀の周囲で次々と起こる異変。混乱する亜紀を救うため“魔王陛下”こと空目恭一が動き始めるが…!人気の現代ファンタジーシリーズ第2弾。

著者等紹介

甲田学人[コウダガクト]
1977年、岡山生まれ。二松学舎大学卒。短編『夜魔罪科釣人奇譚』で第7回電撃ゲーム小説大賞最終選考に残る。その後、書き下ろした『Missing神隠しの物語』でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

69
木戸野亜紀の部屋に、奇怪な文字と紋様で埋め尽くされたFAXが深夜に送られてくるように。また同じ頃に、学校中を目に見えない無数の犬が徘徊するようになって……。日を経る毎に亜紀を襲う怪異が酷くなり、彼女を救おうとする文芸部の皆と、仲間を危険に晒さないために彼らを遠ざける亜紀、亜紀を処分しようとする機関等、今巻は亜紀がメイン。前巻で登場したあやめが文芸部の皆に徐々に受け入れられてきており、空目の側を離れず、神隠しの力で皆に協力する姿が良い。見えない犬が至る所から亜紀達を凝視し、時に牙を剥く姿が恐ろしかった。 2016/11/03

まりお

42
今度は呪い。呪い、そして魔術は暗示そのもの。確かに自分は呪いにかかっている、と思い始めると、些細な事でも気に病んでしまう。これは思い込みと、それが感染していく物語2017/12/23

眠る山猫屋

27
FAXで送られてくる〝呪い〟を巡る奇譚。FAXという辺り、時代を感じたりもしますが、物語自体は古臭くありません。犯人の動機や姿があまり語られないから少し置いてきぼりな感はありますが、異界から来たあやめちゃんの特殊能力など興味深い点は多数ありました。しかし犯人を操っていた〝魔女〟には吃驚。未だ悪い人には見えません。いや、究極の天然なのか?2017/07/06

そのぼん

25
不幸の手紙 ならぬ呪いのfaxがメインの物語でした。目には見えない 犬が出てくるなど、不気味な描写が多々ありました。和 の世界の 呪いが独特で不思議な雰囲気を醸し出していました。2012/07/22

くろり - しろくろりちよ

19
※ネタバレ注意※今回は亜紀ちゃんに「呪いのFAX」が送られて来ることから始まる物語。二巻にして、二重仕掛けの罠。亜紀ちゃん自身の「狗神の血」と「呪いのFAX」の狂おしく血みどろの闘争。葛藤と苦悩、抗えない運命、矯正された性格、血という構成単位。突き放して自分自身にすら突き放された感覚がすっごくうまい。魔女の印象も一層鮮烈になったかな。扉絵も素敵で、本当に満足。2012/06/21

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