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こちらの商品には新版があります。
出版社内容情報
人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。「キノはどうして旅を続けているの?」「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか? ものすごく汚い人間ではないか? なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ。……でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ……。ボクは、それらをもっともっと知りたくて、そのために旅をしている様な気がする」――短編連作の形で綴られる新感覚ノベルが電撃文庫に登場!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♡手乗りタイガー♡
174
―世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。―こっちもー再読!…新刊買いにいったら1巻から表紙リニューアル…だと…?おいおい、キノ好きをひっかけやがって…!買うしかないじゃあああぁぁん!てことで全巻購入←オタクの宿命ですよね…wwよし、じゃあ全巻再読しようか。で今に至る。当初1巻ではまだ男の子と思ってたけど女の子ってもう解って読むと細かい所でちゃんと伏線張ってある。↓続き2013/11/05
スズ
173
世界各地を旅する事が好きなクールでボーイッシュな黒髪短髪の少女・キノと、時折皮肉を交えながらもキノの相棒を務める言葉を話すバイク・エルメスが、特別な事情がない限りは一つの国に三日間滞在するルールを貫きながら、特殊な文化や政治体制を敷く国々を旅する短編形式の放浪物語。キノが巡る国々は一癖も二癖もあり、平和と幸福を願っている反面、その根幹に人間の残虐性や身勝手な思い込みが政治に根付いた歪んだ国ばかりでしたがブラックユーモアに溢れていて、淡々としたキノと冗談の多いエルメスのコンビのやりとりが軽妙で面白かったです2018/05/04
♡手嶋♡
153
世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。唯一読んでるラノベ。あのさ。1巻から表紙リニューアルだと?おいおい、キノ好きをひっかけやがって。買うしかないやあああぁぁん!てことで全巻購入。よし、じゃあ全巻再読しようか。で今に至る。当初1巻ではまだ男の子と思ってたけど、女の子ってもう解って読むと細かい所でちゃんと伏線張ってある。コロシアムで初めてシズと会って最後別れる時にずっと「キノ君」て呼んでたシズが陸の言葉聞いて、一瞬びっくりしたような顔をした次の台詞では呼び方が「キノさん」になってたり。↓つづき2016/10/17
takaC
134
"主人公のキノが、相棒のエルメスと旅をします。あちらこちらの国を、見て回ります。……以上です。"2012/08/04
まりも
116
キノと相棒のバイクエルメスがさまざまな国へ訪れ、そこで会った人たちとの交流などを描いた短編集。10巻までは読んでいたのですが最初から読み直すことにしました。物語の進め方としてはとてもあっさりとしているけど読むと色々考えさせられる濃さもある。まだこの頃はあとがき芸はなかったんだなぁ。2014/01/31