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内容説明
晦式(つごもりしき)―それは『獣筋』三家で代々おこなわれてきた、自身の守護霊と戦い再契約を結ぶ儀式。翠の父・之臣の誘いで翠の晦式に立ち会う孝巳と瑠璃だったが、儀式の場に突如賊が現れ、翠が負傷してしまう。しかも、禽踊と牙穿まで奪われてしまい―!?間もなくして、儀式が行われた裏山で何者かに壊された石塔が発見される。そこに封印されていたのは“朽縄”。瑠璃の父、有働壮馬をもってしても秡えなかった最強の獣霊だった―。二つの事件から導きだされる真実とはいったい何なのか?美少女ツッコミ系バトコメ第3弾―鴫原翠、試練の刻!
著者等紹介
伊達康[ダテヤスシ]
兵庫県出身。第八回MF文庫Jライトノベル新人賞にて佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
45
お笑い霊導物語の三冊目。「獣筋」三家で代々行われてきた晦式に賊が現れ、鴫原翠の守護霊が奪われてしまう話。翠がすごくヒロインヒロインしてて良かった。彼女の右腕的な人物や、家族も登場したりと色々盛り沢山で楽しかったですね。何と言うかコメディとシリアスのバランスが今までで一番良かった気がします。軽いコメディを挟みながら、程よいシリアスで進行する事で作者さんの持ち味がしっかりと活きていた感じがしました。ちょっと強引な所もあったけど、翠の見せ場たっぷりで満足。ツッキーも良いキャラしてるね。次巻も読みます。2016/05/01
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
24
美少女ツッコミ霊能バトルコメディ、早くも最新4巻を読んでらっしゃる方がちらほらということで遅れながらも3巻目です。 元々この作品はコメディとシリアスの配分がイマイチで方向性もどっち付かずな印象、シリーズものとしての期待度は薄かったんですが……正直、侮ってましたw 1巻の頃に感じてた堅苦しい……というかぎこちなさ?みたいなのも3巻目にしてようやくほぐれ、漫才ありバトルありラッキースケベありつつも非常に王道でまっとうな成長ものに仕上がってます。 これは次回も楽しみだ……って、え?次で終わり? (゜ロ゜)2013/11/26
える
21
★★★★☆ 翠メインの巻。ただし、スッポンポンは瑠璃の仕事w ▼今回も緩急のあるボケと突っ込みで、安定して面白かった。そして、翠がめっちゃ可愛かった!バトルも、今までのような対人戦ではなく、4人(+1人)が協力して伝説の鬼を倒すというもで、互いの信頼関係がしっかり描写されており、改めて4人の絆の深さを感じることができた。また、ツンデレ月長の翠を思う気持ちもしっかり描かれていて、単にボケるだけの作品でないところがこの作品の良いところだと思う。ただ、翠の一撃必殺もちゃんと描写して欲しかったかな。▼次回も期待!2013/07/11
Yobata
21
年末,鴫原家で行われる獣筋の御三家の自身の獣霊と戦うという恒例の儀式・晦式に呼ばれる事になった瑠璃と考巳。そこには翠が当主である事に反発する鳰森月直が居て対立し合う。そんな中行われた晦式で二体の獣霊が奪われ、更には鴫原家で封印されていた伝説の獣霊・大蛇の朽縄の封印が解かれ…。翠の再試験が始まる。今回は翠メイン回。前回新入りにメイン取られちゃった面目躍如できたかなw獣筋一族の鴫原家を中心とした話。ツッキーはなんとなく分かってたけどやっぱ律儀な大人だったなw臨時代打のツッコミ役が出来てよかったじゃん考巳w→2013/06/23
ごぅ。
19
翠の儀式、意図の視えない事件と妖怪と霊達の大暴走です。。中高生の想像力たるや凄まじいな。。コンビ芸もさえつつ、紺野も才能を開かせていきつつあるようで、次巻も楽しみ。。。相変わらず、柘榴さんええわぁ、飛ばしてんな。翠もその想いが届くと良いですね。2014/01/19