ＭＦ文庫Ｊ この中に１人、妹がいる！〈４〉

田口 一【著】

メディアファクトリー（2011/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 261p／高さ 15cm
• 商品コード 9784840139281
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

将悟が恋人と同伴で帝野グループの謝恩会に出席しなければいけなくなったことを知った心乃枝や雅、凛香たちは、自分こそ相応しいと将悟に積極的にアピールしだす。そんなとき、将悟の住むアパートの隣の部屋に、一人暮らしの中学生・宝生柚璃奈が引っ越してくる。将悟の遠縁だという柚璃奈だが、実は自分こそが将悟の本当の妹なのだと告白する。誰かを同伴者に選んで喧嘩になるくらいなら、妹と出席すれば丸くおさまると将悟は考えるが…？緊迫する将悟の身に、何かが起る。

著者等紹介

田口一［タグチハジメ］
名古屋出身の東京住在。『魔女ルミカの赤い糸』で第３回ＭＦ文庫Ｊライトノベル新人賞の佳作を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yobata]

将悟が恋人と同伴で帝野グループの謝恩会に出席しなければいけなくなったことを知った心乃枝や雅、凛香達は、自分こそ相応しいと将悟に積極的にアピールする。そんな時、将悟の住むアパートの隣の部屋に、一人暮らしの中学生・宝生柚璃奈が引っ越してくる。将悟の遠縁だという柚璃奈だが、実は自分こそが将悟の本当の妹なのだと告白する。誰かを同伴者に選んで喧嘩になるくらいなら、妹と出席すれば丸くおさまると将悟は考えるが…？新キャラ登場で妹の正体も発覚wということで今回の妹疑惑候補は柚璃奈。外見がめっちゃいいw→

2012/04/05

[1_k]

方向性の近い「禁猟区」があわただしく幕を引いたのと対照的に、こちらのシリーズはまだまだ続く上にアニメ化ですか。やはり、何巻も同じ謎を引っ張るのは難しいと見えて、今巻で一端妹探しにはケリが付いたかに見える。さて、今後どう針路を変えるのかもしくは変えないのか、蛇足と言われるか神展開と言われるか、大いに楽しみにして読み進めたい。今巻でもそうだが、田口先生は構成力が高いので、おそらくこの先も危なげなくこなすんじゃないかと予想しますが。まさか、これまでの展開をひっくり返すような無様なことはないでしょうね？

2012/07/09

[倉志社太]

全巻の、どうしてチェスの駒と妹候補の人数が合わないのかという謎が解けた回だった。柚璃奈は腹黒だし、何考えてるか分からないですね。雅は妹じゃないのか？...

2011/12/14

[仔羊]

はとこだと思っていた女の子が実は真の妹であるというお話。もちろんそんな簡単に引き出るわけがない。妹を見極めようとしているとやはり過去に戻るわけで、出会いのいきさつがここででできたのがよかったです。ようやく面白い流れになってきたと思います。どこに落ち着くのか今後期待です

2011/12/07

[Ichiro Toda]

ハーレム系ライトミステリーの４巻。取り敢えず長く続いていた妹探しに一応の終止符が打たれることになる。ミステリー要素はなかなかのもので、ヒントこそ少ないが最後にそうだったのかと納得させられる。このままただのハーレム小説に成り下がってしまうのが、新たな謎を投入するのか楽しみなところ。今回ぐらいのハーレム状態なら顔をしかめなくてもいいかな。バランスもとれているし、とても楽しめた。

2013/06/12