MF文庫J<br> 魔弾の王と戦姫(ヴァナディース)

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MF文庫J
魔弾の王と戦姫(ヴァナディース)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 291p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840138574
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

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内容説明

竜より与えられし超常の武具を振るい、戦場を駆ける美しき少女たち―“戦姫”。王の下、7人の戦姫は7つの領地を治め、“ジスタートの七戦姫”として隣国に恐れられていた。ブリューヌ王国の小貴族の少年ティグルは、ある時かりだされた戦で、一人の戦姫と出会う。白銀の髪に紅の瞳、幻想的な美しさと他を圧する威容をあわせもつ少女、“銀閃の風姫”エレン。敵の総大将であるエレンを討ちとろうとするティグルだったが、彼女の人間離れした剣技の前に失敗してしまう。しかし、弓の腕に一目惚れしたというエレンに、「おまえはわたしの捕虜(もの)だ」と宣言されてしまい…!?痛快無比なる最強少美女ファンタジー、ここに開幕。

著者等紹介

川口士[カワグチツカサ]
1979年生まれ。2006年、第18回富士見ファンタジア長編小説大賞にて『戦鬼』で大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

122
現在放映中のアニメを見た機会に。設定、描写、ストーリーの組み立てが総じて丁寧で地に足の着いた安定感はかなり良い。派手な見せ場はまだなく奇抜な展開もないが、ちゃんと足元を固めているからまだプロローグの段階としても一定の満足感は得られた。作風や出てくる人物には上品さや格調があるのにイラストがそのあたりを表現できてないのは残念。なんにしても物語のうねりやカタルシスを味わえるのは巻数を重ねてからと思うので続けて読んでいこう。あとアニメは連続ドラマとしてストーリーの再構成が上手いのもよくわかった。2014/10/13

よっち

82
戦いに参加して敵国の美しい戦姫エレンの捕虜になってしまった小貴族の少年ティグルが、弓の腕を買われて仕えるように勧誘される物語。表紙やレーベルのイメージからずっと何となく避けていたんですが、世界観や登場人物たちがしっかりと作られていてよく動き、丁寧に物語を描いているのが感じられて良かったです。しかるべき地位にあるキャラが情に流されて動くのではなく、きちんと考えている姿勢にも好感。興味を抱いても最初は知らない者同士、距離感もこんな感じから始まりますよね。これからどういう展開になっていくのか、次巻も楽しみです。2015/01/29

まりも

74
アニメ開始という事で第一部だけ再読祭です。MFのお家芸であるハーレム、サービスシーン等がありながらも物語の展開は非常に王道的で硬派な戦記モノなのがこの作品の魅力です。ティグルやエレンだけじゃなくルーリックやバートランにマスハス卿と周りのサブキャラも魅力あるのが良いんですよね。2014/10/30

Yobata

59
ブリューヌ王国の小候であったティグルはジスタートとの戦いに大敗。敵の大将である戦姫エレンに一矢報いようとするも届かなかったが、エレンの目に止まり捕虜として連れ帰られることに…。臆病者が使うと卑下される弓を自由自在に操るティグルと風を操る魔法のような力を持つ剣を扱うエレンの王道ファンタジー戦記で、いつもは昼行灯なティグルが魅せる弓の実力や常に勝気かつ男勝りで風を操るエレンなど、単体の戦闘も面白かったけど、一つの戦においての戦況,そしてそれに伴う戦術なんかも充実してるねwもっとしてくれたらさらに面白いけどw→2015/01/06

流言

49
表紙に反して骨太である。戦いとの合間に描写される甘いシーンの数々も、単独で敵の大軍をなぎ倒すエレンの無体な強さも、がっちりと基礎から構築された世界観が揺るがないから無理なく受け入れることができる。リアリティがあるからこそ荒唐無稽が成り立つのだと改めて実感するクオリティだった。この一冊ではエレンの背景がほとんど描かれていないために、『どうしてその若さで領主なの?』『他に血縁者は?』『どうしてそんなに強いの?』と疑問符ばかり残るが、それでもこのシリーズならば納得のいく設定が用意されているのだろうと期待できる。2015/03/31

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