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内容説明
椋郎は困っていた。己の内なる声に、欲望の猛りに、ほとほと困り果てていた。あの日“奈落”を使ってから、椋郎の性衝動は増大するばかり。しはるを見ては喉が渇き、翠子の胸に至っては理性を殺す巨大弾頭に思える。敵の接近に気付きながら、くだらない悩みに翻弄される自分に苛立つ椋郎。―そんなとき、新たな夜の眷属が現れる。「ようやく会えたね…おにいちゃん」金狼族の少女、シャーリー・ランスボーン。無事を知って駆けつけたという健気な元婚約者に、椋郎は自分の欲望を律せるのか、それとも―!?漆黒の学園異能バトルラブコメ、波乱を喚ぶ第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彩雲
8
1巻が微妙で悩みましたが買って正解でした。絵師さんありがとう。性欲が昂進してヒロイン達に欲情して悶々とする主人公がなんとも素晴らしい。我慢は毒だよ?でもって、妹的嫁候補が登場するわけですが、この子を取り巻く危機感・焦燥感が素晴らしい。今回の敵は使い捨てのゲスト的な感じですが、白の血族の能力って洗脳が特徴らしい事がわかりました。本来の吸血鬼に対するような恐怖を感じます。作者が作者だけに今後どうなるかかなり怖い。でも、それも含めて楽しみとしたいと思います。2011/02/03
YO-HEY@紅蓮ロデオ
2
なんか、さらっと読めるんだけど、中身薄いなー。MFみたいに勢いとテンプレートを売りにしてるとこだと、十文字さん、合わんのかね?2015/02/13
JohnSmith4b
2
【2013/057】戦闘描写より日常描写が顕著になっており、若干エロコメ系に走るか走らないかといった塩梅。これはこれでさらっと読めて面白いのでは。2013/07/23
張 五飛
2
妹キャラの狼っ娘登場ということで。シャーリーが登場したことで夜魔の勢力が力を増しましたね。一方アビスの代償で椋朗の精力も増してましたがw しかし蔵島変態すぎるだろ…。メスブタが伏せ字なしになったのは笑ったw 1巻後半みたいにポカーンとなることはなかったので、安心して続きも買うかな。2011/02/27
JORI
2
1巻の終わりに黒幕的な人たちがいっぱい出てきたのでそっち方面で話の進展を期待していたのだけどシャーリーの紹介だけで終わってしまった印象。けどアビスの代償としていろいろと悩む椋郎は1巻より人間味が出てきててよかったと思う。話が進んではいないけど、面白くない訳ではなかったのでこれもまた次の巻の展開次第ということか2011/02/11