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内容説明
八月一日。学校にみんなで泊まって共同生活する『夏期特別学級』が始まった。そんななか、陀衣とあひるが前よりも親しくなっていること―図書室で一緒にいたり、病院に連れさられそうになったあひるを陀衣が助け出したりしたことは、生徒たちの興味の的になっていた。お騒がせ女王・遊菊は、「二人を理想の公認カップルにしようじゃないか」と言い出して、あひるを怒らせてしまう。だが、遊菊の本当の目的が、あひるの『病』を克服する薬探しだと知って、陀衣はあひるの恋人役をつとめながら遊菊に協力することに。一方、陀衣の『妹』の茜子は、陀衣があひるに関わることに深く傷ついていて…。せつない思いが交錯するピュアなラブストーリー、第2弾。
著者等紹介
日日日[アキラ]
1986年生まれ。高校在学中に5つの新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
12
夏休みに学校に皆が泊り込む「夏期特別学級」が始まり、会長の遊菊によって陀衣とあひるの仲を学校の公認カップルにしようと企んでいた。さらに恋の病の特効薬といわれる「人魚の肉」を探しに人魚島へ行くことになり…。恋をすると死ぬという世界での純なラブストーリーだったけど、やはり日日日さんえげつない方向へ進んでいくな…。相手の生を想い離れるか,互いを想いながら短く共に生きるかという恋愛ものならベタな選択を迫られる回だったけど、陀衣が気持ち悪い…。憎悪や嫉妬などのみにくいものを全く持たない心優しい陀衣は、本当に善意の→2014/09/26
KUWAGATA
7
悪くはないのだが主人公の人間モドキっぷりがなあ。いくらなんでもこんな人間いるわけないでしょ。2016/05/11
かんけー
6
閏高校3大美人揃い踏み?あひる、蛇衣、遊菊ナイスバディな水着姿で全校生徒の前で演説を...。(^_^)「夏学」の期間を狙って遊菊は2人を道連れにして「人魚の島」へ向かう...。相変わらず遊菊「男前」やね(笑)あひると蛇衣がどっちつかずのキャラなので遊菊がこの話しの「キーパーソン」としての役割を果たしている。「恋すると死んでしまう」と云う設定が今巻は最初から最後まで徹底している。「人魚の肉」を食べればあひるも助かると弟の音忠(なんちゅう名前や(^^;;)からの情報を得て、あひるを病から救おうと画策する。 2014/10/28
彼方
4
恋の病を完治できるという薬、「人魚の肉」を探しに人魚島に行く事になる2巻。1巻は恋心が世界に翻弄されてる感じで純粋に切なかったですが今回はすれ違い多め、悪役キャラなど黒くなってきて個人的には1巻の方が好きでしたね…若干雑なシーンも多かった印象です…。陀衣のした事は結局薬を服用した結果とほぼ変わらないのでは…、脅迫の為にキスしてくる新キャラも好きになれないしシリアスの中に入れてくる男の娘ネタは浮いて見えますし…。あひるに一番共感しているから気になりますが辛い引きだなぁ…とりあえず次巻も読んでみますか…。2015/10/18
鬼神ザビエル
4
《え?次回最終巻じゃ無いよね?》って感じの展開だった! それとみかんがいい感じだった!2015/05/03