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内容説明
おぞましい“聖剣の鞘”の運命を受け入れるセシリー。しかし、セシリーの様子は気丈というよりもむしろ楽観的にルークを信じ、覚悟を新たにしているようだった。そんなセシリーを救う手掛かりを求めて、ルークはとある小国家に残された初代ハウスマンの生家を訪ねる。強引に同行したセシリーとの小旅行となったのだが、不運にも小国家の統一を図る帝政列集国が送り込んだ剣士と対峙することに。凶気に満ちる魔剣イライザ・イヴァに、セシリーは!?怒濤を写す刃文が鬼気削ぎ合う本格異世界ファンタジー、新章開戦。
著者等紹介
三浦勇雄[ミウライサオ]
1983年2月生まれ、弘前大学人文学部人間文化課程卒業生。現在は地元・北海道札幌市に在住。第1回MF文庫Jライトノベル新人賞の審査員特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
34
聖剣の情報を求めて旧群衆列国へ向かうセシリーとルークたちだったが、そこで出会った帝政列集国の魔剣イライザ・イヴァとの戦いに敗れ囚われの身となってしまう…な話。物語も6冊目にして怒涛の展開に突入してまいりました。5巻のあれは完全に嵐の前の静けさってやつだったんですね。怪しい動きを見せていた帝政列集国が、その本性を曝け出してきた事で一気に盛り上がりを見せてきましたね。今回は上巻という事で、反撃開始となる次巻の展開が楽しみです。2015/08/11
KEI
7
借り本。主役の服装が変わる。それは新章スタートの証。なのに世情に先行きが見えないから、非常に厳しい展開。そんな中、一緒の馬に乗って密着するだけで心が躍るセシリーの乙女っぷりに悶えてしまった。癖になる。 そんでもって凄いところで終わらすな、この巻は・・・。続きが気になって仕方が無い。四の五の言わず次を読む。2010/05/17
YO-HEY@紅蓮ロデオ
4
ルーク達と入れ違いで、二国一都市会議。でも、やはり、ここで新たな争乱ですか。シーグフリードの真意がこの先もっと解るのか?とりあえず、騎士団のメンツがここに来て株急上昇。絶望をみたセシリーの再起は次巻でしょうか?ルークが囚われて逃げて再度囚われて、ヒロイン気質だね。2016/07/27
Mu@芒羊會
4
なにこの怒涛の展開?!今度は戦争?いや、ちょっと先走った。今巻のメインは囚われたセシリーたちの脱出行。それにしても囚われても少しも挫けず慌てずいつ来るかわからないチャンスのために準備を怠らないなんて、セシリーはほんとに強くなったんだなあ。諦められない想いがあるから。守りたいものがあるから。共に進む人がいるから。自らの弱さを知りながらそれでも立ち上がる強さの源はその想いなのだ。セシリーたちを逃がすために再び捕まったルークのことも、人外たちの軍団に囲まれた独立都市のことも、非常に気になる。さあ、次だ次!2014/06/24
sskitto0504
4
感想としては、やっぱしマンガ、飛ばし過ぎだろ!と。 この絶望感、必要な場面でしょ、絶対!2014/04/02