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内容説明
クリスマスを間近にひかえたロンドン。クリスティーナが「今年は祝ってみようか」と言い出したため、遼太郎たちも楽しい準備に追われる日々を送っていた。ある日、クリスティーナの知り合いを名乗る、シノブ・サクライという男が訪ねてくる。米国で記者をしているというシノブは、今ロンドンを騒がせている猟奇殺人に興味津々だった。おとなしかった人間が、突然まわりの人間を惨殺して自分も自殺してしまうのだ。その事件こそ、因縁深い“魔術師シモン”からクリスティーナに向けたメッセージだった―。終焉へと加速するマジェスティックファンタジー、第8弾。
著者等紹介
五代ゆう[ゴダイユウ]
1970年生まれ。1991年「はじまりの骨の物語」(富士見ファンタジア文庫)で第四回富士見ファンタジア長編小説大賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mits
2
長い助走を終えて、着地点に向けて勢い良く踏み切りをきった感じですね。この安定感はさすがです。2009/07/16
maijar
2
全編見どころ「だけ」! 全部の謎が明らかになった時は呆然としたよ、いやもう掛け値なしに!2009/05/26
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
1
いよいよ明かされるクリスティーナの過去。個人的に、盛り上がり最高潮だったですw
TSUBAKI Shin-ya
1
導入にあるPunch&Judyに見立てた連続殺人はあっさり解決。この巻のメインはクリスティーナとレギーネの過去の完全解明。大筋はこれまで散発的に提示されていたことをまとめあげる、ある意味冗長な作業。敵味方がはっきりして、いよいよクライマックスへ。2012/01/28
結城あすか
1
読み応えはあるんだけど、構成に難ありというか、どうせ遅筆で次巻がいつになるのかわからないんだから、各巻はそれぞれでエピソードが完結するぐらいの配慮はしてくれないと、次に読む時に話を忘れてしまうにょ。それに冒頭の惨殺事件、放ったらかしじゃ落ち着かないにょ。2009/10/28