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内容説明
軍国から独立交易都市へと戻ったセシリーたち一行。混乱を極めた三国一都市による対ヴァルバニル戦の全権を帝政列集国や軍国が掌握することもひとまず保留となり、しばしの休息となった。異世界ファンタジー第五巻は、セシリー、ルーク、リサ、アリアたちのそれぞれの日常を描くショートストーリー。刃を休ませ油を塗り替える束の間にのみ観賞できる刃紋―本格異世界ファンタジーの“側面”をゆるり堪能されたし―。
著者等紹介
三浦勇雄[ミウライサオ]
1983年2月生まれ、弘前大学人文学部人間文化課程卒業生。現在は地元・北海道札幌市に在住。第1回MF文庫Jライトノベル新人賞の審査員特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
35
シリーズ第5弾はセシリーやルークたちの日常を描いた短編集。前半で恋愛方面を進めて、後半で「聖剣の鞘」の真実について明かしたりと短編集ではあるけど物語的に結構重要な1冊だったような気がします。ハンニバルさんの無茶苦茶な強さが改めて分かったり、レジナルドの株が上がったりもしたし、サブキャラたちの魅力をちゃんと描写してくれたのは個人的に嬉しかったです。セシリーとルークの信頼関係が更に強固なものになった中、今後どうなるのか。次巻も楽しみです。2015/08/11
KEI
6
借り本。各巻の表紙は作中でセシリーが着た服となっている。つまり、今回は団長との模擬戦で着た戦闘服ということですよね。お前、網タイツってww 今まで以上に話が動いた。幕間のような1冊だと思って油断していた。お互いがお互いを好きすぎる。こんなラノベ読んだことあったかな? 次巻にも期待大2010/05/11
YO-HEY@紅蓮ロデオ
5
短編集。ルークもセシリーも真っ直ぐで可愛すぎるじゃん。でも、ここに来てアリアもその動き。動乱の中で全員が削られながらそれでもその人を大切に思う、思われる気持ちだけは真っ直ぐに。お互い想いは自覚したのだから、この先はまたひと味違うやり取りになりそう。2016/07/27
Mu@芒羊會
5
大きな出来事は起こらず、セシリーたちの日常を描いたいわば短編集的な巻。恋愛成分大目かな。セシリーとルークの関係は本人たちを差し置いてなんだか外堀がどんどん埋められて行ってますな(笑)まあ、お互い自分の気持ちは痛いほど自覚しているので、あとは相手の気持ちが分かればゴール一直線だろう。後半は前半と打って変わってシリアスで重要な設定が明らかに。「聖剣の鞘」の秘密は途中で悪魔契約が関係しているんだろうなと気がついたけど、ルークが聖剣を打つことが2重の意味でセシリーを救うことになるとは思わなかった。ルークがんばれ!2014/05/28
栞奈
4
日常編なんだけどキャンベル家の役割「聖剣の鞘」についても織り込まれており、割と大事な巻だった。短編集みたいな感じだろうと思って飛ばそうと考えてた自分をぶん殴りたい2015/03/29