MF文庫J<br> ラノベ部

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MF文庫J
ラノベ部

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840124294
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

物部文香はごくごく普通の高校一年生。高校に入学して一週間、今まで通りさして特徴のないごくごく普通の毎日を送ってきた文香だが、ある時ふと気がつくと軽小説部、通称『ラノベ部』に所属することになっていた…!かといってたいそうな事件が起こることはなく、ライトノベルを読んだりちょっとだけ変わった友達と友情を育んだり、一風変わった先輩に絡まれたりと、楽しく日常を過ごしたり過ごさなかったりしていた。そんな、どこにでもありそうな、でもどこにもなさそうな日々が繰り広げられる新感覚ライトノベルのはじまりはじまり。

著者等紹介

平坂読[ヒラサカヨミ]
第0回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

37
『僕は友達が少ない』の作者が送る、地味な少女文香が軽小説部でラノベに出会う部活物語。ラノベは一般文芸等の他の小説分野から比較されると下に見られる事もあるかと思いますが、美咲部長が語ったラノベ論は長年ラノベを読んできた人間としては感慨深くなる部分が多く、竹田の「つまらなかった本でも、そこから思考を巡らせる事で得られる物は多くある。要は、『どんな風に読んだか』だ。俺はこれまでつまらないと思った本は腐る程あるけれど、『この本は読む価値がなかった』と思ったことは一度もない」という言葉には強い共感を感じました。2021/08/05

わたー

21
★★★★★再読。やっぱり面白いなあ。ラノベ初心者にも熟練者にもオススメな作品。ラノベを題材にしたゆるい部活モノ。はがないの原点とでも言うべき作品で、魅力的なキャラたちの掛け合いを楽しむ、連作短編。キャラたちの言動の裏に作者の思いを垣間見ることもできるし、物語としても面白い。なんでこれが3巻で完結しているのか疑問になるくらいである。2016/01/12

METHIE

17
今年(2013年)読んだライトノベルの中でもひょっとしたら一番良かった作品。 「駄作でも読む価値の無い作品はない」は完全に同意。 ライトノベルの中でライトノベルに触れている少年少女を描くことで、 読書の素晴らしさや友達のありがたさ、日常の大切さを描いている。 のちにはがないで大ヒットするが作者の言いたいことは一貫している。 2013/11/20

kitten

14
図書館本。BISビブリオバトルシリーズで、ミーナが紹介していたシリーズで、腐女子の沼にストンと落ちた、と。この当時は知らないけど、よくある日常系かなぁ?事件らしい事件はほとんどおこらず、キャラの掛け合いを楽しむ話かな。初っ端がマリみてネタで、おお、ってなったけど、流石に私には合わないみたい。絵がちょっとね。目が大きすぎ。評価、星22023/04/13

ツバサ

13
ライトノベル部を作るわけにはいかないので、軽小説、軽小説部(ラノベ部とも言う)を文芸部として設立して物語を展開するのは珍しいのではないかと。ラノベに限らず本全般を扱って話が進むので、飽きることなく読めました。色々名言がありましたが、1番は「面白くない読書なあっても、意味のない読書はないからな」ですかね。読んでて本を読み始めた気持ちを思い出せて良かったです。続きが楽しみ2017/06/03

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