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内容説明
夜の駅前の噴水広場の片隅、小さな机で占いをしているセーラー服の少女―クダン。高校一年生の直辰が、最近様子がおかしい幼なじみのつぐみのあとをつけて初めて降りた駅の前で見たのは、おとなしい性格からは想像すらしたことのない派手な服に着替えたつぐみが、転校生のクダンと口げんかをしている姿だった。直辰は思わずつぐみに声をかけるが、つぐみは自分をヌエと名乗り、直辰のことも知らない人だと突き放す。いったい、彼女に何が起こり始めているのだろう…?クダンの“予言”を巡って少女たちが織り成す、切なくてやさしい物語。
著者等紹介
内山靖二郎[ウチヤマヤスジロウ]
第2回MF文庫Jライトノベル新人賞に『神様のおきにいり』で佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彩灯尋
7
誰かを助けたらその人からは忘れられてしまう。忘れられるだけではなく、縁が切れると。悲しいなぁ。程よい暗さで本の空気は好み。2021/01/20
た〜
7
【心理描写型】どうせならエピソードの数を絞ってもっと心理描写を深めて欲しかったかな。2014/03/01
ソラ
6
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 夜の駅前の噴水広場の片隅、小さな机で占いをしているセーラー服の少女―クダン。高校一年生の直辰が、最近様子がおかしい幼なじみのつぐみのあとをつけて初めて降りた駅の前で見たのは、おとなしい性格からは想像すらしたことのない派手な服に着替えたつぐみが、転校生のクダンと口げんかをしている姿だった。直辰は思わずつぐみに声をかけるが、つぐみは自分をヌエと名乗り、直辰のことも知らない人だと突き放す。いったい、彼女に何が起こり始めているのだろう…? 2008/01/01
はつかねずみ
6
予言を残して死んでいく妖怪・クダンをモチーフにした話。 話そのものは面白いんだけど、一つひとつの話が短いからか物足りない感が強い。 一方、死を忘却と解釈したキャラクター構成は面白かった。 なんか勿体ないなあ……続き読むか。2014/03/08
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
5
未来を予言する少女・クダンが繰り返す出会いと別れ。悲しい宿命がひたすらに切ない・・・でも、大好きな作品です。章を重ねるごとに人物が減っていく扉絵がまた・・・ね。