内容説明
大浦天主堂、長崎市外海、五島・久賀島、奈留島、頭ヶ島の教会と集落から、平戸や黒島の教会と集落、原城、天草の崎津集落のキリシタン史跡までを紹介。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の旅。
目次
第1章 長崎市の教会と集落(大浦天主堂;外海の出津集落 ほか)
第2章 野崎島の集落跡へ―KIKIさんとの旅(野崎島の集落跡)
第3章 五島の教会と集落(久賀島の集落;奈留島の江上集落 ほか)
第4章 平戸・九十九島の教会と集落(黒島の集落;番外・田平天主堂 ほか)
第5章 島原と天草地方のキリシタン史跡と集落(原城跡;番外・日野江城跡 ほか)
著者等紹介
繁延あづさ[シゲノブアズサ]
1977年生まれ。写真家。雑誌や広告の撮影ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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依空
60
遠藤周作氏の『沈黙』を読んだのをきっかけに手に取りました。大浦天主堂から始まり、高札廃止後に建てられた教会を巡るガイドブックです。キリスト教伝来から繁栄、弾圧、信仰継承、高札撤廃から教会の建立までの歴史と年表が付けられており、禁教時の潜伏キリシタンを学ぶ上でとても参考になりました。『沈黙』後の時代も、”崩れ”と呼ばれる大きな弾圧が何度もあったことを知り、時代の厳しさを感じます。教会の建立の為に信者たちは苦労して資金を捻出し建設にも関わったそうで、彼らの信仰心に思いを馳せることも出来る本ではないでしょうか。2017/03/06
けんとまん1007
39
単なる写真集として、受けいれることができない。歴史の証人として、どれだけのものを見てきたのだろうか。人間というものの強さ・傲慢さの両方を考えてしまう。2023/12/01
かおりんご
16
長崎旅行の参考に。写真がきれいで読みやすい。おすすめの本やご当地グルメ、お土産なんかもちょこっと紹介されてます。ページのほとんどは教会なんですけど。教会までの行き方がかかれていたり、目安となる時間がかかれていたりするのもいいです。2017/07/30
natukoba
2
以前から気になっていた場所、この本を読んで決定的に。イエス・キリストが生まれた土地からはるかに離れた東の辺境でキリスト教が引き継がれていく。不思議いっぱい。2019/03/07
Ai Camo
1
教会めぐりしてみようっと!2019/05/09