内容説明
「毎日お酒を飲んでいるけれど、健康診断で肝臓の値は正常な範囲内。だからまだまだ大丈夫」。そう考えているあなたは危険かもしれません。肝臓にダメージがなくても、アルコールはあなたの脳を蝕んでいくのです。深酒して記憶が飛んだ…、これはもう黄色信号。脳の記憶を司る海馬がアルコールによって萎縮している可能性があります。それはやがてあなたの心を壊し、大切な家族を壊し、アルコール性認知症の発症、そして死という悲劇を招きかねません。精神科医として膨大な数のアルコール依存症患者を診察・治療してきた筆者が、アルコールの知られざる危険性を警告します。
目次
第1章 酒好きの脳は壊れていく―よく飲む人は肝臓よりも脳の検査を先に!
第2章 ブラックアウトは依存症への第一歩
第3章 「うつ+飲酒=依存症から脳崩壊へ」の法則―酒がストレスを解消することの危険性
第4章 アルコール依存が家族に及ぼす深刻な影響―失職、DV、家庭崩壊、ACOA
第5章 酒好きの脳を救うのは、早期発見・早期治療―結局、酒はどのように飲めばよいのか
終章 アルコールが殺した才能―生還者たち、そして死者たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
2
お酒は美味しいが,危険なものでもある.呑み方を誤れば,自分の体をひどく傷つけてしまうだろう.お酒を続ければ脳を傷つけ,認知症になってしまう確率は高くなる.依存症にはならないように気を配っておく必要がある.2010/07/22
やまえつ
2
お酒がいかに脳に悪いか、アルコール依存症になったらどんなに怖いかが、懇切丁寧に説明されている。ほとんど危ない呑み方のことしか書いてなかった。アルコールがいかに怖いかがわかる。酒好きの人には一読を薦めたい。2008/09/23
yusaku hanada
0
ブラックアウト昔よくしたな。笑この本の最後に書いてあるようなこと本気で気にするひとは、そもそもちゃんとコントロールしてるだろ!2015/02/26
suechiyan74
0
大酒飲みの私としては、バイブルとして、今度購入しようとおもいました。2014/03/15
ヒロくん(脱脂)
0
酒が脳に与える深刻なダメージなどが詳しく書かれていました。酒を飲みたくなくさせる効果で言えば、先日読んだアレン・カーの禁酒本よりも上でした。2012/08/05