コード・リーディング―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法

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  • サイズ B5判/ページ数 523p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784839912659
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

内容説明

本書は、生の知識を得る最良の方法である、ソースコードを読む技術を解説しています。ソースコードこそソフトウェアのすべての知識の源です。効率よくソースコードを読むことは、効率よく自分の能力を向上させることにつながります。

目次

第1章 序論
第2章 プログラミングの基本要素
第3章 Cのデータ型(上級編)
第4章 Cのデータ構造
第5章 制御フロー(上級編)
第6章 大きなプロジェクトへの取り組み
第7章 コーディング標準と規約
第8章 ドキュメント
第9章 アーキテクチャ
第10章 コードを読むためのツール
第11章 総合的な例

著者等紹介

Spinellis,Diomidis[SPINELLIS,DIOMIDIS]
受賞の栄誉に輝く数々の革新的な商用およびオープンソースプロジェクトに携わり、250,000行を超えるコードを作成、保守する。University of LondonのImperial Collegeにてソフトウェアエンジニアリングの工学修士とコンピュータサイエンスの博士号を取得。現在はAthens University of Economics and BusinessのManagement Science and Technology学部で助教授を勤める

鵜飼文敏[ウカイフミトシ]
Debian Projectオフィシャルメンバー、元Debian JP Projectリーダー、日本Linux協会会長、The Free Software Initiative of Japan副理事長、平成15年度16年度「未踏ソフトウェア創造事業」プロジェクトマネージャー。大学院在籍中に386BSDやLinuxをPC98アーキテクチャで動かして以来、フリーなオペレーティングシステムの世界にはまる。Debian JP Project創設時のメンバーで以後Debianを中心に活動。debian.or.jpおよびlinux.or.jpなどの運用管理を行っている

平林俊一[ヒラバヤシシュンイチ]
WideStudio開発者。1971年生まれ。1992年東京工業大学情報工学科卒。1993年富士電機(株)に入社、1999年富士通(株)に入社。一貫して大規模ミドルウェアの開発に従事し、現在、基幹システムの通信基盤ミドルウェアの開発を行っている。また、他方ではソフトウェア開発に魅せられ、オープンソースで進めているWideStudio開発を通じ、ソフトウェア開発技術の普及に尽力している

まつもとゆきひろ[マツモトユキヒロ]
高校生時代からのプログラミング言語おたく、オブジェクト指向おたく。1993年からRubyを開発。1997年から(株)ネットワーク応用通信研究所特別研究員としてRubyの開発をメインとして雇われている。自称オープンソースエバンジェリスト。鳥取県米子市出身
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yshigeru

3
数年前に読んだ時には心に残るものはあまりなかったのだが、今読み直してみるとなかなかの名著。コードを書くための本は世に溢れているが、読む技術についてはあまり語られることがない。例えばCのポインタや構造体が実際のソースコードでどのような使われ方をしているのか、読む立場で解説されている。書く目的でこの本を読んでも得るものは少ない。読むための本である。2014/04/19

たくち

1
コードの読み方をテキストで教えるという挑戦的なトピックだけど、アルゴリズムや概念の教科書的な解説とその実際の使われ方がバランスよく豊富に紹介されていて枯れない一冊っぽいなぁという印象。コードを読むというより、個人的には渋い気分になって久々にCとか書きたくなる一冊ではあったけど。2016/08/07

ふらく

1
体系的に書かれていることが良い!経験が長い人なら書かれている事を既に知っている事も多いでしょう。ですが、コードを読んでいる最中には意識から抜けて忘れている事が多々あります。しかし、この本のお陰で常に意識する事が出来、効率が上がりました。2016/06/18

kojinose

1
プログラミングの基本要素などの小さい尺度から、システムのアーキテクチャなどの大きな尺度、また、ドキュメントやツールについてなどの説明があり、コードを読むにあたって必要な要素が満載。また、最後の機能追加の例が、達人の肩越しにディスプレイを見ているような臨場感があり、かなり楽しめた。コードを読んでいてその理解に詰まったときに、その該当箇所をまた読んでみたいと思う。2011/07/21

諏訪真

0
大学時代の教官の言葉「プログラミングも一種の文芸」を朧気ながら理解した。まだまだ自分未熟だけども。

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