感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨータン
15
地方の予算のない会社で、同僚からも煙たがれた環境での開発本当に大変だったと思います。でもやると決めた諦めずにやり抜けば光が見つかるのだなと明るい気持ちになりました。また、自分で試行錯誤しながら見出したやり方は誰にもまねできない最大の武器になるなと思いました。2015/09/05
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙
11
築地にて読了。佐藤家本棚より拝借。色褪せた帯2001年2刷。「ナカムラ・マジック」と呼ばれる独創力。1つの完成品を作りあげる根気と粘り。失敗から学びやり遂げる事の重要さを説く。会長の研究開発への重点の判断在りきこそ。本質を見る為の判断の中止には激しく同意。奥様とのエピソードは無骨で浪漫溢れ惚れてしまう。半導体の説明に食指が伸びる。「沈思黙考」精通の度合い、技術の修得。人真似では無い実験装置の熟知を私は何と置き換えるか。ブレイクスルーへの転機。細分化ではなく一連をに納得。「最初の開発に必要な事」基礎知識の先2014/12/29
ki-luck
7
青色発光ダイオードを発明し、一躍有名になった研究者が記す生き方。研究者だけに限らず、常識から外れた方法で何かを極めよう・成功させようと思っている方にオススメ。ただ、たまたま著者が成功しただけで、最後まで実現しない可能性があるということも忘れてはならない。また、ハッキリ言って著者は間違いなく自己中で、会長という恵まれた人物に認めてもらえたことが大きいでしょう。諦めかけたとき、辛いときに背中を押してくれる本にはなるかと。2020/10/31
ロッキー
7
理論より実験あるのみ。とりあえず実験。ということが伝わってきます。努力の人なのだと感じた。ただ、中村氏の主張のようにアメリカを真似て自由にするのは少し納得いきませんでした。2015/01/18
captain
5
徳島の田舎の企業に開発職として勤めることになり、研究に没頭することになった著者。しかし、大企業に勤める同じ研究職の人間は、開発機材が整っているのに、著者の会社は、資金も少なく、自分で一から研究機材を作ることに。。しかし、この逆境にめげず、この職人のような技を習得したことが、後の青色発光ダイオードの成功につながる。あきらめずに突き進む力強さを感じた。2014/11/30