出版社内容情報
りすのチミーは冬に備えて木の実をたくわえたのですがほかのりすたちは、自分のをとられたと勘ちがいして??。
<読んであげるなら>4才から
<自分で読むなら>小学低学年から
内容説明
本書でポターは、アメリカの読者に喜んでもらおうとして、ハイイロリス、シマリス、クロクマなど、アメリカに生息する動物を登場させ、それらの動物たちがイングランド湖水地方の森で楽しく暮らす様子を描きました。1911年刊。
著者等紹介
ポター,ビアトリクス[ポター,ビアトリクス][Potter,Beatrix]
1866‐1943。ロンドンの裕福で厳格な家庭に育った。少女時代から田園を愛し、小動物の観察やスケッチに没頭した。彼女の自然に対する情熱は、「ピーターラビットの絵本」シリーズの創作に色濃く反映されている。後半生はイングランド湖水地方に住みつき、羊の飼育と自然保護活動に力を注いだ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
90
ピーターラビットの絵本⑱ハイイロリスのカルアシ・チミーが冬ごもりの準備をしていたところ、鳥の歌声がきっかけで他のリスたちに大変な目に遭わされるお話。おくさんのカルアシ・カアチャンと真面目にクルミを集めてたチミーがこんなことになるとは…、そして助けてくれた親切なシマリスのチピー・ハッキーにもちょっとした思惑があったりして…なんだか理不尽なものを感じるけど、チミーを一生懸命探すカアチャンや家を出ていったチピーを心配するハッキーおくさんとか、なんとなくほっこりするところもあった。2017/05/11
小夜風
29
【所蔵】ポターがアメリカの読者のためにアメリカに生息する動物たちを登場させたお話だそう。チミーは災難だったけど、チピーはちょっと酷くない?(笑) 木の穴からどうやって出てくるのかハラハラしましたが、解決の仕方も大胆で可笑しかった。両夫婦とも最後の場面は幸せそうで良かったです。2016/04/04
ベル@bell-zou
20
リスたちの仁義なき戦い( ´艸`)。落ちたあなのなかでシマリスに世話をしてもらうチミー。ナイト・キャップはそんなにありがたいものなのか。太って穴から出られず結果家出をする形になったチミーと確固たる意志をもって家出したチピー。二人とも出来た奥さんに迎えに来てもらう体たらく。チミーとかあちゃんの相合傘がかわいい。2018/08/16
南
19
カルアシ・チミーを疑って狭い穴へ押し込めようとする辺り、イジメにしか見えない。100年前だから、自然界だから、絵本だからフムフムだけど。読んでどう思うか(^_^;)。2020/09/11
kanata
15
木の上でいろんなリスたちが出てくる。せっせと木の実を集め、それぞれの隠し場所へ。このシリーズがアメリカでも人気が出たため、アメリカに生息する動物を登場させようとしたらしい。ライバルらしいリスもいたけど、直接物語にはかかわらない。それより、ハイイロリスのチミーと、シマリスのチピー の友情の描写がよかった。リスに対するポターの気持ちが伝わってくるようだった。2018/02/18