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内容説明
「わたしの書いた脚本を読んでアドバイスをしてほしいの」マーリーはやっと決心して会いに行ったサイモンに必死で頼んだ。ふたりはかつてハリウッドを舞台に、シナリオライターとしてコンビを組んで活躍した仲だ。仕事の面でも恋人としても互いに最高のパートナーだった。だが、脚本が失敗し、マーリーとけんか別れしたあと、サイモンはすべてに絶望してひとり自分の故郷に去っていった。「あなたは今、大学で創作を教えているそうね」「でも、ぼくはもう自分が書く気がないんだ」「あなたがいないとわたしにはいい脚本が書けないのよ」実はもうすでに売れっこのシナリオライターになっていたのだが、サイモンの愛を取り房したい一心でマーリーは嘘をついたのだ。そして、かたくなに拒否していた彼をやっと説きふせたが…。