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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろび
9
人生の教科書のような本。東洋政治哲学と人物学の研究をもとに戦後に国民の啓発に努めた著者の講話をまとめている。定期的に読むと良さそう。以下備忘メモ。①創業のためには志、気概など骨力②運命は主観的には自由③学問修養のいかんによっては自己・社会変容をも可能④自己修練のために何をしたか？他のために何を寄与したか？問うこと⑤飲食は腹に詰め込むことではない⑥すぐに悲観したり興奮したりするのは病的で事をなすに足りない。常に反省⑦心身に微細な注意を払うこと。夜の読書であくびが出る。人と話す時に声が通らないなどは改善可能。2022/01/02
のり
5
自療法の5医。①少欲医惑：欲を少なくして惑いをいやす②静坐医躁：静坐して躁（がさつさ）をいやす③省事医忙：事を省いて忙をいやす④択友医迂：友をえらんで迂（にぶさ）をいやす⑤読書医俗：書を読んで俗をいやす。難しい言葉が多く、一度読んだだけでは理解するのは大変でした。2015/03/03
がっち
5
日本版カーネギーと言ったところではなかろうか。まさに人間学、人間がどうあるべきかという哲学的な問題に立ち向かっている。この人生を考える上で若い時にこの本にで会えたのはかなり貴重なことだと実感している。2012/08/02
とみやん📖
4
三菱グループでの新入社員向けの講義など、とても平易で分かりやすい。 日頃自分が如何に安逸に生きているか、背筋を正される。食事や睡眠、読書など、日頃気を付けるべきことを丁寧に指南され、何か一つでも実践していきたい。2017/12/12
vip2000
3
世界に比べると豊かで安全な日本社会でありながら、無道徳な犯罪が頻発しています。少しでも"人間の業"が払拭される考えを求めて、この本を手に取りました。問題として、教育が、働くことを踏襲した技能を教えることに集中する余り、人としてどうあるべきかという「道徳」が蔑ろにされているとあります。ＧＨＱのしたたかな施策が、連綿と浸透し醸成していて、問題視する議論は盛り上がりません。戦後100年したら国粋主義とは別で、東洋的思想の復興をスローガンとする人物が現れ、もう少し国家らしい国家に変わる機運が生まれると想います。2016/09/14
