目次
１章 ドキュメント 心に寄り添って（生徒、先生、保護者とかかわり、解決の糸口を探していく；子どもの気持ちを大切にして家族を支援する；チームの一員として精神病院で働くこと）
２章 臨床心理士の世界（臨床心理士とは―心理職は専門的訓練を受け、心理臨床を行う；心理職の歴史―職業としての確立には、戦争が関係あった；臨床心理士の仕事―心理学的問題をかかえた個人・集団に対して援助を行う ほか）
３章 なるにはコース（求められる適性と心構え―常識的な社会人としての資質が問われる；養成機関とカリキュラム―大学・大学院ともに人気上昇、倍率は高く猛勉強は必須；大学院生からのアドバイス（心の不思議さにひかれて；密度の濃い日々を過ごし、臨床心理士をめざす） ほか）
著者等紹介
乾吉佑［イヌイヨシスケ］
１９４３年生まれ。上智大学理工学部、早稲田大学文学部卒業。慶應義塾大学医学部精神神経科講師をへて、現在専修大学文学部心理学科教授。日本臨床心理士会統括副会長
平野学［ヒラノマナブ］
１９５４年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在慶應義塾大学学生相談室カウンセラーおよび文学部講師。日本臨床心理士会事務局長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
34
★★★★★臨床心理士の資格の取り方、勉強内容、働き方など、よくまとまっていてとても分かりやすかった。特に、学校・病院・企業など様々な場所で働く心理士のドキュメント、心理アセスメントや面接の技法に関する部分は、とても興味深かった。この職業についての理解が深まった。2016/09/15
じゃくお
5
臨床心理士の仕事に興味があったため手に取りました。資格を取るためには大学院に進学する必要があり、卒業後は合格率60％の試験を受験して合否が決まります。それだけ取得が難しいのに、非常勤の割合がとても多いそう。資格を取得してからも勉強の継続が必要だし、なにより仕事内容が大変です。友人が取得を目指しているそうで、ちょっと尊敬。2018/10/11
あや
2
臨床心理士が活躍している場。状況など、詳しく書かれていました。臨床心理士は就職先がとても広い職業だと思います。ただ就職するのが難しく、非常勤の人も多いのだなーということがわかりました。この本では、臨床心理士が働く場所をそれぞれ分けて紹介しており、臨床心理士になっても、また、そこからどこで働きたいのかなど考えることができました。大学も乗っていて、体験談に基づき詳しく書いてあったのでとてもよかったです。臨床心理士という仕事について、詳しく知ることができました。2015/06/06
Changsoo Lee
2
速読練習のためと思っても６０分強 音にせず無理にわかろうとせずに読むって。。。 ２００４年当時 臨床心理士 就職も収入も厳しい けど、 このなかで、一度就職して院には入り直して院生だったひと、調べたらいま准教授。 んで名大出身。 なんとなくいろいろうれしくないこともない。 開業１０％ あ、森田療法 無条件の肯定 毎年１５００人増加 非国家資格2015/04/09
あかたけ
2
実際に臨床心理士として働いているかたの様子がわかって参考になった。2013/08/12
