内容説明
現代の地平から忘却された「儒教」の発見。複数的過程として進行した徳川思想史。
目次
第1部 近世社会の儒教(徳川前期儒教の性格;儒学の体系化―仁斎・徂徠の思想構築;儒学と近世日本社会 ほか)
第2部 伊藤仁斎(伊藤仁斎の「道」―善定立の姿にみる;伊藤仁斎の思想と詩歌;伊藤仁斎の倫理―基底場面をめぐって)
第3部 荻生徂徠(活物的世界における聖人の道―荻生徂徠の場合;徂徠学における「道」の様態;荻生徂徠―差異の諸局面 ほか)
著者等紹介
黒住真[クロズミマコト]
専攻、日本思想史・倫理学・比較思想宗教。1950年岡山生まれ。東京大学文学部・大学院人文科学研究科で学ぶ。現在、東京大学教養学部・大学院総合文化研究科教授
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