富士見ミステリー文庫
業多姫〈2之帖〉愛逢月

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829162064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「怖くはないのか」少年は言った。身のうちのどこかが、ひどく痛むかのように。少年は、闇を抱えていた。自身ですら気付かない深い闇を。「…怖いわ。けれど、颯音。あなたと共にいられるのなら」茜色の夕日が小さな部屋に射し込み、片隅に座る少女―鳴を照らし出した。異能の力を持つ故に“業多姫”と呼ばれる少女・鳴。異能集団「狐」から、鳴を守ることを誓った少年・颯音。二人は旅立った。全てを捨てて。二人だけで。けれど、共にあることのできる時間は、あまりにも短かった。戦が戦を呼ぶ戦乱の世。二人の絆が、試される―。

著者等紹介

時海結以[トキウミユイ]
ミ/ユイ〕1月6日生まれ。長野県在住。歴史博物館の資料調査研究員として、様々な遺跡の発掘に携わるほか、パズル作家としても活躍。『業多姫』シリーズで、小説デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Natsumi

4
図書館

梅みかん

2
戦いのない理想郷を目指したはずが、そこでも戦いに身を投じることになる二人。すれ違っても、お互いを何よりも大事にし、必死に生き抜くところが、何より好き。今回もミステリーと時代劇ならではの殺陣が上手く融合してた。2014/06/16

schizophonic

2
牢に閉じ込めた男が、少し目を離した隙に、白骨死体と化したという謎が秀逸。時代背景を踏まえて、こういう動機を持ってきたあたりは巧い。2013/04/28

縁栞

1
★3 ≪ 戦が戦を呼ぶ戦乱の世。二人の絆が、試される―― ≫ 再び密室トリック。毎回あるんだろうかw …もしや奴もしぶとく生きてる? 抜けた二人の代わりに新キャラ登場? 次巻に期待。2017/06/28

みかづき

1
恋愛面が好み。一巻より鳴も颯音も好きだ。説明がわかりづらいのがちと不満。一人称だからなのかな。気づいたことをも少し明確に書いてくれてもいいのだけれど。サブタイトル好き。2011/03/23

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