富士見ミステリー文庫 新都疾る少年記者―東京タブロイド

水城 正太郎【著】

富士見書房（2001/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 234p／高さ 15cm
• 商品コード 9784829161128
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

土煙をあげながら、特別チューンのオート三輪が疾走する。「なんだって、新聞記者なのよ？」白い服をまとう少女が、後ろにしがみつく少年に声をかける。「真実の中にある正義を目指すためだ。これからは新聞の時代さ」叫ぶ少年の名は天端遊馬。北海道から新聞社に就職するため上京した。偶然彼に出会った少女の名は聖麻衣子、退魔師の能力を持つという変わり者（！？）。吸血鬼のモノと思われる殺人事件をそれぞれの方法論で追う二人。だが事件は二転三転し遊馬の前には怪人猟奇王が立ちはだかる。昭和２９年。古きものと新しきものが交錯する時代に展開する最も新しい冒険ミステリー登場。

著者等紹介

水城正太郎［ミズキショウタロウ］
「ホビーデータ」を経て、現在ゲーム製作集団「Ａチーム」主宰。さまざまなゲームコンテンツ製作をこなす毎日。無類のハードボイルド好きな本質を２７０度くらいねじ曲げて（！？）オカルト趣味爆裂の新しい冒険活劇を目指した『東京タブロイド　新都疾る少年記者』がデビュー作
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[桜歌]

久しぶりに再読。入手するのが大変でした。怪人ありオカルトありな時代背景がいいですね。遊馬と麻衣子はいいコンビだし、馬鹿すぎる怪人とか編集部の面々も面白いです。最後あたりは古きよき少年探偵のようでした。

2014/02/11