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内容説明
パシフィカ・カスール15歳。黙っていれば一応美少女である。だが、実は彼女は16歳になった時に世界を滅ぼすと予言された「廃棄王女」なのだった。彼女を刺客の手から護るため、シャノン達3姉兄妹は今日もあてのない旅を続けている。そんな彼らの前に、マウゼル教の異教検察官を名乗るベルケンスが現れた。卵料理をご馳走してもらい、すっかりベルケンスと意気投合するパシフィカ。しかし、彼はこの近くに「廃棄王女」が潜んでいるという噂を聞きつけてやってきたのだという。果たして、ベルケンスは新たな刺客なのか?それとも第2の「廃棄王女」がいるとでもいうのか?榊一郎のハートフルファンタジー第3弾、書き下ろしで登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
higurashi
2
よくまとまってていい話。ベルケンスさん今後出てくるのかな~2010/09/05
えーてる
0
偽廃棄王女登場の巻。これまでパシフィカはいまひとつギミックとしての存在以上の描き方がされていなかった印象があるのだけど、今回のエピソードで少し彼女がどう考えて生きているのかが見えてきた気がする。2016/06/22
K-Wing
0
邪教徒の島に漂流。 ただただおじさんがいい味出してた。 2015/09/05
じお
0
★★★☆☆ シリーズ3作目、廃棄王女を旗頭に仰ぐ邪教集団のお話、おっさん回。世界観を広げつつ、キャラクターを言動、対比により掘り下げる、基本に忠実だがやっぱ上手い。魔王とか異能者とかワクワクしますなー2014/11/03
おむえむ
0
偽の廃棄王女を教祖とする教団と対峙する第三巻。傀儡である偽廃棄王女とパシフィカの会話では、悩める偽廃棄王女に比べてパシフィカの精神的な強さが浮き彫りになる。敵サイドが容赦無いだけにシャノンの出来る限り敵を殺さないという不殺には、やっぱりもどかしさを感じるものの、本人も偽善と分かっていながらそういった信念を貫くのは、やっぱり強さなんだろうなあと2014/06/29