富士見ファンタジア文庫
銀月のソルトレージュ―ひとつめの虚言

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784829118771
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

細剣が心臓を貫いていた。剣を持つ銀髪の少女をぼんやりと見る。(なんでこの子、泣きそうな顔をしてるんだろう…)優しさと哀しさを湛える翠の瞳に、そんな場違いな感想を抱く。そしてそのまま、リュカ・エルモントは死んだ―。騎士と姫君のロマンスは遠くに去り、銃と蒸気機関が大陸を支配する時代。学術院都市国家フェルツヴェンで学ぶリュカは、街で出会った銀髪の美少女に理由も分からないまま、殺されてしまう。だが次の日、なぜか彼は生きていた…。リュカの周りで何が起こっているのか?謎の男が見せる“魔法”の力。歴史の裏で続けられてきた“不死の魔法使い”たちの戦い。そして明らかになる神話に隠された哀しい真実―。最強の魔法書『ひとつめの嘘』を手にするのは誰か!?気鋭が贈るネオ・バトルファンタジーいよいよ開幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

26
「すかすか」作者の初期作品は、平凡な人生を歩んでいた主人公がとある事をきっかけにして魔道書を巡る争いに巻き込まれる事で始まる話。良かったです。ファンタジア文庫らしさを感じる古き良き王道ファンタジーといった感じで、最初から最後まで楽しませてもらいました。派手さはありませんが、キャラ配置や物語の展開ともに安定感があるので安心して読む事ができるのが最大の魅力ですね。一つ一つの展開を大事に扱ってくれているのがよくわかって良かったです。何よりも幼馴染みが可愛いだけで個人的には満点あげたいレベル。次巻も楽しみです。2015/09/15

柏葉

6
「終末何してますか」シリーズ作者の初期シリーズ。導入良し、主人公良し、ヒロインと幼なじみも良し、ストーリーも堅実で設定もちゃんと作られている。うまく練られた作品。きれいにまとまっていて飛び出たところがないところが欠点といえば欠点か。次巻を読む気にさせる吸引力に欠ける。書かれた時代のためか擬音がやや多いように思えるものの、文章は読みやすく比喩も適切。とても安定した一冊。2015/03/21

J・Kaiyou3426

5
読了。「終末何してますか」シリーズの作者の初期の頃の作品みたいだが、完成度高すぎないか? 作品に感じる雰囲気は「終末何してますか」シリーズと同じような哀愁感漂う感じですごく好み。 また、物語の構成も上手く読んでいくうちに引き込まれた。 2015/11/22

niwaniwatori

5
作者の新シリーズが出ていたので再読。伏線の組み方がとにかく丁寧で、色々なことに気づきながら読めるのが楽しい。逆に何にも気づかず読むと凡庸な話に見えていたかも。2015/01/02

SHI-NO

4
なんという面白さ。面白いの5巻までしかないという事実。切ない。★★★★☆2011/11/24

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