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内容説明
「…来ちゃいました」基地の入り口で行き倒れていた茜は、ゆかりとマツリにそう微笑んだ―。史上最年少の宇宙飛行士、“ロケットガールズ”として今日も宇宙飛行にいそしむ森田ゆかりとマツリ。しかし、いつものごとくのトラブル発生で、二人の乗るオービターはあろう事か日本に不時着してしまう。そして、実験器具の故障で大ピンチに陥ったゆかりたちの前にあらわれたのは、三浦茜という「小柄」で「ほっそり」とした秀才少女だった…！慢性的人手不足に終止符が打たれ、ついに三人目の『ロケットガール』が誕生するのか！？スラップスティックＳＦ、シリーズ第２巻登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなほりふくろう
9
茜の「来ちゃいました」が今作のキーワードで、ここからの様々な出会いが非常に印象深いのだけど、新版のカラーイラストを見て、旧版の方が良かったなとガッカリした記憶が。しっかりSFなのに、誰かさんの呪いに始まり、誰かさんの呪いで終わるのは1巻と一緒ｗ 緊急ミッションからの手に汗握る展開、ゆかりの度胸の良さと有能振りには感心したけど、この土壇場であっさり気絶する茜に爆笑だった。ラストなんだからそこは頑張るところでしょｗ2013/08/15
okaka
4
細かい技術的ディティールがちゃんと描き込まれているのが、理科少年だった読み手にはたまりません。それでも全体が冗長さを感じさせず、読みやすい文章になっているのは上手い。2011/06/23
ＤＷＡＴ
3
とりあえずロケットを書きたい／読みたいならばこのシリーズは必読だ。技術的な話だけでなく、ロケットに対するメンタリティーもぎゅうぎゅうに詰まっている作品だと思う。
w_h_o
3
久しぶりに読み返した。やっぱおもしろいわ。工学的なベースがしっくり来る。宇宙へ気軽に行けるロールモデルになるといいと思う。2011/08/15
Theodore
2
シリーズ第2巻。血の繋がらない3人目のメンバーが増えたことで百合度も大幅に向上している（当社比）。なお個人的には「女に手伝ってもらいたくない」とかほざきやがったアメリカ人宇宙飛行士、あいつは許せん。宇宙にでるのに女も男もあるか！ そんな狭量な物の見方しかできないなら宇宙飛行士なんて辞めちまえ！！と思った。…まあ、フィクションだからいいけど、実際の宇宙飛行士がそんなだったら私は嫌だぞ。作中でも取り上げられていたチャレンジャーの時だって女の飛行士はいたはずだが…。なので私が主人公なら奴に謝罪を要求する。以上2023/02/04
